オーストラリア(豪州)とオーストリア(墺太利)の国名の違いの由来とは?

■オーストラリア(豪州)の国名の由来

オーストラリアはアメリカと同じようにヨーロッパ人に発見されたことになっています。
先住民族は、住んでいたはずですので正確にはオーストラリアに上陸ということになります。

当時のヨーロッパ人の認識では、”赤道の南に未知の大陸があるに違いない”と考えられていました。

そして存在するに違いないその未知の大陸をラテン語で知られざる南の大地を意味する”テラ・アウストラリス・インコグニータ”と呼んでいました。

そのため、当時のヨーロッパ人からみると現在のオーストラリアの地が新大陸に思えたことから”テラ・アウストラリス・インコグニータ”を語源として、オーストラリアという国名が生まれました。


■オーストリア(墺太利)の国名の由来

オーストリア(墺太利)の国名の由来は、ゲルマン語で東を意味する「OST」と辺境の地を意味する「MARK]にあります。

この2つの組み合わせの言葉が、各地域の訛り(なまり)等を経て”エストライヒ”となり、さらに英語読みされて”Austria”となりました。

そもそもオーストリアは、当時存在したフランク王国の東の端にあったため、このような国名となったのです。

■オーストラリアとオーストリアの国名の違いの由来 まとめ

・オーストラリアの国名の由来は、ラテン語で知られざる南の大地を意味する”テラ・アウストラリス・インコグニータ”

・オーストリアの国名の由来は、ゲルマン語で東を意味する「OST」と辺境の地を意味する「MARK」

つまりラテン語で未知を意味する言葉とゲルマン語で東を意味する言葉がたまたま似たような発音だったため、お互いの国が地理的に全く遠い位置にあるのに似たような国名になったのです。

ちなみに日本では、オーストリア大使館とオーストラリア大使館を間違える人が少なくないため、、東京都港区元麻布のオーストリア大使館には、近隣の「オーストラリア大使館」への地図が掲げられています。



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