フランチェスコ・トリスターノ・シュリメの評価・「鎌倉殿の13人」のテーマ曲情報

音楽情報

ピアニストのフランチェスコ・トリスターノ・シュリメのプロフィールや評価、「鎌倉殿の13人」のテーマ曲情報 についてわかりやすく紹介しします。



フランチェスコ・トリスターノ・シュリメのプロフィール ・生年月日 ・学歴 ・出身地 ・家族構成 ・特技

フランチェスコ・トリスターノさんは1981年、ルクセンブルクに生まれました。

ルクセンブルク音楽院、王立ブリュッセル音楽院、ラトヴィア音楽アカデミー、パリ市立音楽院を経て、1998年にジュリアード音楽院に入学、在学中の2002年にバッハのゴールドベルク変奏曲でCDデビューしました。

ピアニストのグレン・グールドを尊敬していて、多くのバロック音楽をレパートリーとしています。

またテクノ音楽も多く演奏するピアニストであり、作曲家、キーボード奏者、DJとその活動は多岐にわたります。
家族構成は公になっていませんが、コロナ禍のインタビューで自身の子供たちの学校事情を話しています。

受賞歴

フランチェスコ・トリスターノさんは2004年オルレアン20世紀音楽国際ピアノコンクール(フランス)で優勝しています。

オルレアン20世紀音楽国際コンクールは、演奏曲が現代音楽ばかりのコンクールで、入賞者へのサポートが手厚いことでも有名です。
フランチェスコ・トリスターノさんも、優勝したことで演奏機会が増えたとインタビューで話しています。

現代音楽を暗譜で弾くこと自体が大変なため、敬遠するピアニストも多くいるなか、テクノ音楽や前衛的な演奏活動を行うフランチェスコ・トリスターノさんの優勝は合点がいきますね。

世界的な評価について

フランチェスコ・トリスターノさんは、ヨーロッパ・コンサートホール協会の「ライジングスター」ネットワーク・アーティストに選出され、ヨーロッパの著名ホールで数多くリサイタルを行っています。

2010年には、ジェフリー・テイト音楽監督のハンブルク交響楽団のレジデント・アーティストに選ばれるなど、実力で演奏機会を得てきました。
テクノ音楽の活動においても、デトロイト・テクノの偉人であるカール・クレイグから世界各地での公演に招待され、共演をしています。

協演歴(オーケストラ等)

フランチェスコ・トリスターノさんは、2000年に19歳でミハエル・プレトニョフ氏指揮ロシア・ナショナル管弦楽団と共演し、アメリカデビューを果たしました。

2005年には同指揮者、同オーケストラとともに、プロコフィエフのピアノ協奏曲第5番とラヴェルのピアノ協奏曲を録音し、2006年にCDをリリースしています。

ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、リール国立管弦楽団、王立ワロニー室内管弦楽団、ニューヨークの新ジュリアード・アンサンブル等と演奏し、クラウス・ペーター・フロール氏(ドイツ)、エマニュエル・クリヴィヌ氏(フランス)など著名な指揮者との共演も重ねています。

2001年には自らがソリスト・指揮者として演奏するオーケストラ「ニュー・バッハ・プレイヤーズ」を立ち上げ、2004年にはヴィヴァルディの「四季」をピアノと弦楽のための編曲版で演奏、指揮をしながらピアノを弾く「弾き振り」に挑戦しました。

また、2012年2月のすみだトリフォニーホールでの公演では、ダンスの奇才・勅使川原三郎氏、佐東利穂子氏と共演し、ジャンルの垣根を超えた演奏会は大成功しました。



大河ドラマ「鎌倉殿の13人」について

2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、本編が終わった後に流れる「大河紀行」でフランチェスコ・トリスターノさんの演奏が使われています。

14話まではギタリストのポール・ギルバートさんの演奏を起用していましたが、15話からフランチェスコ・トリスターノさんの演奏になり、話題となりました。

ポール・ギルバートさんの演奏は『大河ドラマ「鎌倉殿の13人」オリジナル・サウンドトラック Vol.1』に、フランチェスコ・トリスターノさんの演奏は『大河ドラマ「鎌倉殿の13人」オリジナル・サウンドトラック Vol.2』に収録されています。

フランチェスコ・トリスターノ・シュリメの演奏が鑑賞できるおすすめの動画

2011年津田ホールにて行われたコンサートの映像です。
フランチェスコ・トリスターノさんはバロックや古楽をレパートリーに多く持っていますが、こちらはバッハのパルティータ第6番ホ短調BWV830からジーグの演奏です。
まさにバロック音楽を代表するバッハを正確かつ、鮮やかに演奏しています。
https://youtu.be/78p4Ap0qdKw

フランチェスコ・トリスターノさんのCD「On Early Music」に収録されている、自身が作曲した楽曲です。
リズミカルなのにどこか懐かしいような古楽の雰囲気を纏ったこの曲は、テクニックはもちろんのこと、耳馴染みの良さも相まって何度も聴きたくなる作品です。
https://youtu.be/XAkcQzbwtsY

フランチェスコ・トリスターノ・シュリメの演奏が鑑賞できるCD・DVD等

フランチェスコ・トリスターノさんはアルバムを多くリリースしています。

その中でも2018年に発売した「bachCage」は、バッハ、ジョン・ケージ、そして自作を収録した斬新な1枚になっています。
また、2014年にピアニストのアリス=紗良・オットさんとのデュオで発売した「SCANDALE」は2台ピアノのCDです。

ロシアの伝説的なバレエ団「バレエ・リュス」をテーマに選曲した作品とフランチェスコ・トリスターノさんの自作が収録されていて、人気ピアニスト同士の共演が話題になりました。

まとめ

①フランチェスコ・トリスターノさんは、1981年ルクセンブルク生まれのピアニスト・作曲家・キーボード奏者・DJで幅広く活動しています。
②2004年のオルレアン20世紀音楽国際ピアノコンクール(フランス)で優勝するなど、その実力は世界に認められています。
③バロック音楽や古楽をレパートリーに多く持つ一方、テクノ音楽の世界でも活躍しています。
④2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で音源が使用され、話題となっています。
⑤フランチェスコ・トリスターノさんの演奏はYouTubeやCDで楽しむことができます。

これからも、バロック音楽と現代音楽の奇才としての活躍が楽しみです。




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