将棋九段最年少記録を更新することがほぼ確実な藤井聡太2冠の凄さをアマ三段の強豪が解説

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藤井聡太2冠は、これまで、プロ入り年齢や連勝記録の更新等、数々の記録破りをしてきていますが、残り少ない記録の一つが九段昇段最年少記録です。

現在の九段昇段最年少記録は、渡辺 明現名人の21歳 7か月での九段昇段です。

九段昇段の条件は、複数ありますが渡辺 明現名人は、その条件の一つである竜王位を2期獲得したことで九段に昇段しました。

日本将棋連盟が規定する九段昇段の条件は下記の通りです。




日本将棋連盟が規定する九段昇段の条件

①竜王位2期獲得

②名人位1期獲得

③タイトル3期獲得

④八段昇段後公式戦250勝

将棋九段最年少記録を更新することがほぼ確実な藤井聡太2冠

藤井聡太2冠の現在の段位は八段です。

2020年に棋聖と王位の2つのタイトルを獲得しましたので現時点でタイトル2期獲得
ということになります。

従って、九段昇段の条件のうちの③タイトル3期獲得であと1期、タイトルを獲得すれば
九段となります。

最も可能性が高いのは、来年、タイトル保持者として挑戦を受ける棋聖もしくは王位戦で防衛を果たせば、タイトル3期獲得となり、九段に昇段するというケースです。

来年、仮に両タイトルの防衛に失敗してもまだ19歳ですので、現在の九段昇段最年少記録である21歳 7か月まで2年あります。

藤井聡太2冠の実力からして、上記以外のタイトルを獲得する可能性が高いですので将棋九段最年少記録を更新することがほぼ確実といっても言い過ぎではないと思います。

現在の九段昇段最年少記録は、それまでの谷川浩司九段の21歳11カ月を4ヶ月更新しましたが、このままだと藤井聡太2冠によって記録を大幅に更新しそうです。

渡辺明名人、谷川浩司九段、藤井聡太2冠の共通項は中学生でプロ棋士になったこと。

最年少記録のような記録は、やはり出来るだけ早くプロにならないと更新できるものではないようです。



藤井聡太2冠の凄さをアマ三段の強豪が解説

私は長年の将棋ファンですが、自分の中でプロ九段のイメージはどんなに若くても30歳以上です。

キャリアとしては、20代半ばでA級に昇り、タイトルを獲得し、脂の乗った30代以降に九段というのが通り相場です。

一方の藤井聡太2冠は、まだ高校3年生にして段位は八段。すでにタイトルも2つ獲得。残る昇段は、10代にして九段を残すのみというのは、以前なら、想像すらつかないキャリアです。

将棋の内容にしても、これまでの若手強豪にありがちな、”終盤は強いけど序盤がちょっと”、”攻めは鋭いけど守りが甘い”等の弱点が見当たりません。

ですので、藤井聡太2冠が将棋九段最年少記録を更新することがほぼ確実と断言できます。



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