芝野虎丸八段(囲碁)の経歴・プロフィールや兄妹・出身中学、高校

囲碁に関する情報

囲碁界には、将棋の藤井聡太七段に匹敵もしくはそれ以上の天才棋士がいます。
芝野虎丸(しばのとらまる)八段です。

芝野八段は、2019年8月8日に第44期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦におけるプレーオフに勝利して、19歳9カ月で囲碁界最高峰の名人位に挑戦することになりました。

第44期囲碁名人戦七番勝負で勝利を収め、名人位を獲得すれば囲碁界だけでなく将棋界でもこれまで存在したことのない史上初の10代の名人となります。

そこで、芝野虎丸八段経歴や兄妹・出身中学をまとめてみました。



■芝野虎丸八段の経歴・プロフィール・出身中学、高校

・生年月日
1999年11月9日

・出身 
神奈川県相模原市上鶴間

・出身中学、高校
お兄さんの龍之介さんは、東京大学教育学部付属中学・高校出身,妹さんは豊島岡女子学園在学ですが虎丸さんについては情報はありません。 判明次第、追記します。

・所属
日本棋院東京本院
※平成26年夏季入段(平成27年度採用)。27年二段、28年三段、29年七段、令和元年八段。
・動物好き
家で犬二匹、猫二匹、インコ一匹を飼うという動物好き。

名前が虎丸で勝負師というとどんな面構えかと思い勝ちですが、実際は優男風で、女性ファンからは”可愛い系”と看做されている?ようです。

■芝野虎丸八段の兄妹・家族構成と囲碁をはじめたきっかけ

芝野虎丸八段の家族構成は、父(ゲームプランナー)、母、兄、妹の5人家族です。

★囲碁をはじめたきっかけ

虎丸八段が幼稚園児のころ、ゲームプランナーの父が購入した「ニンテンドーゲームキューブ」のゲーム「ヒカルの碁3」をプレゼントされて、囲碁を覚えたのがきっかけで熱中、現在に至っています。

この点、将棋のルールもよくわからない両親が将棋ゲームを買い与えたのがきっかけで将棋にのめりこんだ将棋の藤井聡太七段と境遇が似ています。

★兄の芝野龍之介さん

高校3年生のときに史上最年少でアマチュア本因坊獲得。その後、プロ棋士に転向。
現在は日本棋院東京本院所属で二段。東京理科大学経営学部4年に在学中です。

★妹の芝野すずさん

東京の豊島岡女子学園囲碁部として参加した2019年3月に行われた第13回全国高等学校囲碁選抜大会団体戦女子の部と個人戦 9路女子の部で優勝を果たしています。

★虎丸さんの名前について

兄が龍で弟が虎だと強すぎるので丸をつけることで名前のイメージを軟らかくしたということ虎丸となったそうです。

虎丸さんを含め、3人とも囲碁の半端ない強豪です。

妹の芝野すずさんも将来的にはプロ入りに可能性がありますので、そうしたら囲碁界史上初の囲碁プロ3兄妹の誕生として注目を集めることでしょう。




芝野虎丸八段は、囲碁界にデビューして5年足らずで、以下のように目覚しい戦績を収めています。

■芝野虎丸八段の囲碁界での戦績

2014年 入段

2014年 イベロジャパン杯 3位

2015年 中国丙級リーグ参加

2015年 若鯉戦本戦進出

2015年 二段

2016年 天元戦本戦進出

2016年 勝率部分1位賞

2016年 棋聖戦Cリーグ進出

2016年 イベロジャパン杯 準優勝

2016年 NHK杯出場

2016年 グロービス杯世界囲碁U-20 日本代表

2016年 竜星戦本戦進出

2016年 秀策杯 3位

2016年 ゆうちょ杯 準優勝

2016年 国際新鋭囲碁対抗戦 日本代表

2016年 棋聖戦Bリーグ昇格

2016年 三段

2017年 おかげ杯本戦進出

2017年 グロービス杯世界囲碁U-20 日本代表

2017年 NHK杯出場

2017年 グロービス杯世界囲碁U-20 4位

2017年 竜星戦優勝(初タイトル) 七段昇段!

2017年 新人王戦優勝

2017年 名人戦リーグ入り

2017年 本因坊リーグ入り

2018年 日中竜星優勝

2018年 おかげ杯本戦進出

2018年 広島アルミ杯本戦進出

2018年 阿含・桐山杯 準優勝

2019年 グランドチャンピオン戦優勝

2019年 おかげ杯優勝

2019年 第44期囲碁名人戦の挑戦者に決定、張名人に挑戦

芝野八段は、弱冠19歳にして既に様々な記録を達成しています。

■芝野八段のプロ囲碁界で樹立した記録一覧

・竜星戦最年少優勝 17歳8ヵ月
※ これまでの記録 一力遼七段 19歳1ヵ月

・タイトル獲得最短記録(全員参加棋戦)2年11ヵ月
※ これまでの記録井山裕太六冠 第12期阿含・桐山杯 3年6ヵ月

・七段昇段最短記録 2年11ヵ月
※ これまでの記録坂井秀至八段(関西棋院)3年4ヵ月

中でも最もすごいのは、平成29年(2017年)の第26期竜星戦に優勝したことで
三段から一気に七段に昇段したことです。

オリンピック競技に三段跳びという競技がありますが、芝野八段はそれを上回る
四段跳びといったところでしょうか。



■世界最強の中国の柯潔九段にも勝利

2018年に行われた早碁の日中決戦に位置づけられている第4期日中竜星戦で、芝野虎丸八段は、世界最強の呼び声が高い中国の柯潔(かけつ)九段(22)に勝ち、優勝を果たしています。

原則、日本人だけで争われる将棋界と異なり、囲碁界は、発祥の地中国に韓国と世界レベルの強さを誇る棋士が星の数ほどいます。

その中でも最強とされる柯潔(かけつ)九段に10代で勝利をおさめただけでも、芝野八段の天才ぶりが伺えます。

日本国内はもちろん、国際的にみても強豪という観点から、芝野八段は、将棋界の若き天才棋士藤井聡太七段以上の才能といっても過言でないでしょう。

■兄弟で著書”アルファ碁Zeroの衝撃(マイナビ出版)”を出版

芝野八段は、兄の龍之介二段との共著となる「アルファ碁zeroの衝撃~竜虎VS最強AI」(マイナビ出版)を出版しています。

■まとめ

①芝野虎丸八段は、神奈川県相模原市出身で兄と妹がいます。
兄の龍之介さんはも囲碁プロ二段、妹のすずさんも高校生囲碁の強豪という囲碁ファミリー
②芝野虎丸八段は、「ニンテンドーゲームキューブ」のゲーム「ヒカルの碁3」をきっかけに囲碁を始めましたが、今や世界最強と評される何九段(中国)に勝つほどの棋力でその強さは既に世界レベルと目されています。

③第44期囲碁名人戦で張名人に勝ち、名人位を奪取すれば、囲碁史上初の10代の名人となります。



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