すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ!あらすじと感想★ハンカチ必須映画

映画の評価・あらすじ・感想
Audience at the cinema wearing protective face masks and sitting on a distance while watching the movie.

胸が温かくなりたい人は、ぜひとも「映画 すみっコぐらし とびです絵本とひみつのコ」をおすすめします。

2019年11月8日公開の映画。当初全国114館の上映でした。ハリウッド大作映画の上映館数が約800館と考えたら、かなりマイナーな部類です。しかも完全な子供向け映画。

ところが上映されると、大人も号泣すると大評判に。Yahoo映画では、☆5満点で☆4.2の評価となりました。

正に名作。子供向けと思って侮るべからずの作品「映画 すみっコぐらし とびです絵本とひみつのコ」(以降「映画 すみっコぐらし」で統一)のあらすじと、感想を述べます。




映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のあらすじ

【起】絵本の世界へ
家や乗り物等の隅っこが大好きで、どこかの世界にひっそり住んでいる「すみっコ」達。彼らはある日突然、絵本の中へと吸い込まれてしまいました。

絵本に広がっているのは、おとぎ話の世界。寒がりのシロクマとトンカツは、桃太郎に出てくるお爺さんとお婆さんに。恥ずかしがり屋のネコは、主役の桃太郎です。

【承】迷子のヒヨコ?
桃太郎の世界ですみっコ達が出会ったのは、迷子のヒヨコでした。ヒヨコには仲間がおらず、家がどこにあるのかも分かりません。

自分探しの最中であるペンギンは、迷子のヒヨコに大共感。仲間のすみっコを巻き込みながら、ヒヨコのお家を探します。

「赤ずきん」「アラビアン・ナイト」「人魚姫」と、絵本の世界を駆け巡るすみっコ達。しかし絵本のどこを探しても、ヒヨコの家は見つかりません。

なぜなら、最初から存在していなかったからです。

【転】ヒヨコの正体
すみっコ達は、ヒヨコの正体を知ることになりました。ヒヨコの正体はとても切なく、哀しくなるもの。一緒にすみっコとして過ごそうと誘うものの、叶う夢ではないのです。

特にヒヨコに思いをつのらせていたのは、ペンギンだったでしょう。昔はお皿を頭に乗せていたかもしれない、緑色の肌を持つペンギン。

自分探しの途中のペンギンにとって、ヒヨコは初めて分かりあえるかもしれない、大切な仲間でした。

【結】ずっといっしょ
無事に絵本の世界から脱出したすみっコ達。絵本からの脱出は、辛過ぎる別れを経てのこと。特にペンギンの悲しさは、言葉では語れません。

すみっコ達はペン・ハサミ・紙・ノリ等の工作道具を用意。絵本に細工を施し、オリジナルのページを完成させました。

ずっといっしょ。もう1人じゃない。




映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」の感想!

【導入文】

可愛いキャラクターが活躍!大人も楽しめる映画

映画に登場するのは、とても可愛いキャラクターであるすみっコ達。単に可愛いだけの映画ではありません。

「桃太郎」の世界から「赤ずきん」の世界へと迷い込んだ、トンカツ。主役の赤ずきんになり、狼に襲われそうになります。もし可愛いだけの映画なら、怖くて逃げるのがオチ。でも「映画 すみっコぐらし」では、自ら狼に食べてほしい懇願します。

トンカツは、トンカツの端にある余った部分がキャラ化したもの。いつか誰かに食べてもらいたいと、常に思っています。彼にとって狼の登場は、願ったり叶ったりの出来事でしょう。

可愛いだけでなく、少し捻れている設定が魅力的なのが「映画 すみっコぐらし」です。

絵本を読んでもらっているような感覚

映画に登場するすみっコ達に、台詞はありません。主役のすみっコはもちろん、キーパーソンであるヒヨコにも台詞はなし。キャラの台詞がない代わりに、ナレーションで話が進みます。

ナレーションを担当したのは、本上まなみと井ノ原快彦。すみっコ達の日常や考えを代弁して語るのは井ノ原快彦の担当で、おとぎ話を語るのは本上まなみの担当です。

2人のナレーションは優しく、パパとママに絵本を読んでもらっている感覚になれるでしょう。

「すみっコぐらし」初心者も楽しめる

「すみっコぐらし」は、すみっコを生まれて初めて目にする初心者も楽しめる内容になっています。

「映画 すみっコぐらし」は、子供達に大人気のキャラクター達。元々は文具・雑貨メーカー「サンエックス」の、キャラクターです。

映画はすみっコ達の紹介から、始まります。どんなバックボーンを持ったキャラクターかがわかれば、映画はもっと楽しく観ることができるでしょう。




ハンカチ必須!涙腺決壊注意

「映画 すみっコぐらし」は子供だけでなく、大人も号泣できる映画と話題になりました。涙腺決壊要注意。「逆詐欺映画」とも言われているほど。

映画パッケージやポスターを見る限り、泣ける要素はゼロ。ポスターには可愛いキャラクターが描かれているので、インテリアとして使えるほどです。映画本編を観ても、絵本の世界ですみっコ達が大暴れ。確かに可愛く愛くるしいものの、泣けると言われると泣けません。大人はもちろん、子供も泣けないと思われます。

ところが終盤になると、物語は一気に大転換。涙腺をドリルでグリグリと刺激され、大決壊。大人女子はもちろん、良い年齢をした男性も泣いたという報告もちらほらと。

映画をご覧になる前に、ハンカチを用意しないと大変なことになるかもしれません。

まとめ

「映画 すみっコぐらし」に、悪者は1人もいません。おとぎ話の悪役として有名な、狼と鬼は登場します。狼と鬼はとても優しく、すみっコ達とヒヨコを支える重要なキャラクターです。

今は何かと厳しい時代。疲れてヘトヘトになっているのなら「映画 すみっコぐらし とびだすえほんとひみつのコ」は、オススメです。



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