アメリカ大統領選挙2020の新星★ピート・ブティジェッジ候補とは?その経歴と強み

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2020年に行われるアメリカ大統領選挙でトランプ大統領率いる共和党政権から政権奪回を目指す、民主党から出馬表明したピート・ブティジェッジ候補に新星として注目が集まっています。

ピート・ブティジェッジ候補は、現在37歳。
ちなみに発音しにくく覚えにくい?ブティジェッジという名前はアメリカ人でも発音しにくいようです。

ケネディ、クリントン、オバマと過去40歳代の大統領を輩出してきた民主党でも異例の若さです。

ただ、民主党では早くから将来の大統領候補と看做されていましたので泡沫候補というわけではありません。

実際、2019年4月にアメリカ大統領選挙2020に立候補を正式に表明してから、支持率が急上昇、一躍、有力候補とみなされるような存在になりつつあります。



■ピート・ブティジェッジのプロフィール

・生まれ
インディアナ州サウスベンド市
父親はマルタ島からの移民

・学歴
アメリカの名門ハーバード大学とイギリスの名門オックスフォード大学を卒業

・経歴
インディアナ州サウスベンド市長、現在2期目。

・軍歴
アフガニスタンにおいて従軍

・LGBT
同性愛者であることをカミングアウト、昨年、パートナーと結婚しています。

・特技
ピアノ演奏
ノルウェー語等8カ国語に堪能

■ピート・ブティジェッジが注目されたきっかけ

ピート・ブティジェッジは、市長に就任したとき、地元の基幹産業であった自動車産業の衰退で、荒廃していた市を数々の斬新な経済政策によって、よみがえられさせたことで一躍、注目を浴びました。

それまで、11%にも達していた失業率を5%台と半分以下にまで改善させることに成功しました。

■ピート・ブティジェッジの特長・強み

①とにかく若いこと
共和党に比べ、若い世代から大統領候補が出やすい民主党の歴史でも、37歳という異例の若さが最大の特長です。

29歳の若さで市長に当選したことで神童とも称されています。

早速、トランプ大統領が”ピート・ブティジェッジがもし大統領になって中国の周主席と交渉することになったら保護者としてつきそう”とその若いというより若すぎる年齢を格好の攻撃材料としています。

②従軍経験があること
ピート・ブティジェッジは米海軍予備役で、市長の役職を休職してアフガニスタンに従軍した経験があります。

過去のアメリカ大統領で従軍経験があるのは、第二次大戦時に日本と交戦した経験のあるブッシュ父大統領以来となります。

③演説が巧みなこと
ピート・ブティジェッジは、トランプ大統領ともし対決することになったら”決して人格は否定せず、口うるさいオジサン”と思って対応するというように聴き手を引きこませる話術に定評があります。

④ミレニアル世代に強い支持
アメリカでは中規模都市のサウスベンド市を復興したことで、ミレニアル世代から根強い支持があります。

■ピート・ブティジェッジの弱点

①若すぎること
民主党の政治信条のリベラルは、”能力があるのなら年齢・性別は関係ない”というスタンスですがそれでも、30歳代の大統領候補は過去に例がないだけに年齢が弱点といえます。

②政治家としての経験が少なすること
政治家としてのキャリアが浅くて大統領となったオバマ大統領でも上院議員を経ています、その前の民主党選出のクリントン大統領はアーカンソー州知事を経て、大統領となっています。

この2人に比べピート・ブティジェッジは主な政治キャリアはインディアナ州サウスベンド市長だけで、中央政界のキャリアは全くありません。

過去市長から大統領になったケースはないだけに乏しいキャリアが弱点となりそうです。
③初のLGBT
過去の大統領候補でLGBTをカミングアウトした人はいません。
日本よりは同性愛に対する理解が進んでいるとはいってもLGBTが大統領となると、保守層から反発が大きくなることもあり得ます。



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