「プラダを着た悪魔（監督 デヴィッド・フランケル）」の魅力について紹介します。
作品の属性情報
プラダを着た悪魔は、コメディー・ドラマの映画で大学を卒業したばかりで、ジャーナリストを目指している主人公が夢までに見ていた出版会社に就職するが、一流ファッション誌の鬼編集長のアシスタントとして様々な苦労を乗り越えていくストーリーです。
プラダを着た悪魔は、20世紀フォックスによって2006年6月に配給された映画です。
ファッション業界の山頂に君臨する存在であるVOGUE誌の編集長が当作品のモデルとされており、その役をメリル・ストリープが演じるということで話題を呼びました。
監督は、デヴィッド・フランケルが務めています。
映画監督としては2作品目にあたりますが、後に「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」「素晴らしきかな、人生」などコメディーやドラマ映画の監督を手掛けております。
テレビドラマシリーズ「SEX AND THE CITY」を手掛けている監督として有名です。
視聴動機
実在するVOGUEの編集長をメリル・ストリープが演じるという話題が見るきっかけとなりました。
あらすじ
ニューヨークで大学を卒業したばかりの純朴な少女アンドレア・サックスは、ファッション誌「ランウェイ」の冷酷無比な編集者ミランダ・プリーストリーの第二アシスタントとして働くことになります。
アンドレアはジャーナリストになることを夢見ており、この機会を一時的な仕事上の挑戦としてとらえます。
第一アシスタントのエミリーは、冷酷なボスの行動や好みについてアンドレアに助言し、スタイリストのナイジェルは、アンドレアが環境に適した服装をするよう手助けをします。
アンドレアは自分の態度や行動を変え、私生活やボーイフレンドのネイト、家族や友人との関係にも影響を及ぼしてしまいます。最後にアンドレアは、人生は選択で成り立っていることを悟らされます。
注目出演者
主人公のアンドレア役を務めるアナ・ハサウェイは大ヒットとなった「プリティ・プリンセス」で映画デビューを果たしますが、これを機に人気女優としてスターダムを登っていきます。
可愛らしいルックスが純朴なアンドレア役にぴったりで、ストーリーが進むにつれて、ファッション誌のアシスタントに馴染んでいくところも演技力を発揮しています。
当作品の最大の見所はミランダ役のメリル・ストリープです。
生きている女優の中で最高の女優の地位を確立しております。
映画は働く若い女性に向けたものとなっておりますが、メリル・ストリープの存在感がなければ、ここまでヒットしていないでしょう。
本人のコメントによると、ミランダの役作りには実は男性俳優を参考にしていて、しゃべり方はクリント・イーストウッド、まったく笑わない表情はマイク・ニコルズを参考にしています。
第一アシスタントのエミー役には、エミリー・ブラントはこの作品でハリウッド進出を果たしますが、ゴールデングローブ助演女優賞など多数のノミネートを受け、大きな注目を浴びます。
感想
ストーリーや深みという点ではやや浅いものの、艶やかで面白い映画です。
しかし、時には予測不可能な展開になることもあるが、よく練られた脚本と素晴らしいカメラワークがあり、ファッショナブルな衣装は言うまでもありません。
この映画の最大の長所はメリル・ストリープの演技です。
メリル・ストリープは、何を演じても期待を裏切ることはないのですが、この作品では、気難しいミランダ・プリーストリーの役を楽しんでいるように見えます。
アン・ハサウェイは、とてもチャーミングに、そして適度にダサく演じていますまた、全編にわたっておちゃらけた発言をするエミリー・ブラントや、アンドレアの変身を手助けするスタンリー・トゥッチもストーリーを盛り上げています。
総合点
89点
コメント