ベトオルーク(オバマの再来)のプロフィール★ハッカーに一時所属が致命傷か?

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ベトオルークは、2018年11月のアメリカ上院中間選挙で共和党の大統領候補でもあったテッド・クルーズ氏と大接戦となり、一躍民主党の新星、”オバマの再来”として全米の注目を集めています。

2019年3月15日には、2020年のアメリカ大統領選挙への立候補を表明。
ベトオルーク氏に対する関心度は日増しに高まってきています。

そこで、ベトオルーク氏はどんな人物なのか、そのプロフィールを中心にご紹介します。


ベトオルーク氏は、今年46歳、。
日本だととても首相になれる年齢ではありません。

しかし、アメリカでは民主党のオバマ大統領やクリントン大統領が就任した時と同じ年齢です。

かの有名なケネディ大領も40代で就任していますので、ベトオルーク氏が若すぎるという懸念はあまり問題にはならないと思われます。

アメリカの大統領は、身長185センチ以上ないとなれないというジンクスがあるようですが、ベトオルーク氏は194cmとアメリカの基準でも大男ですので、余裕でクリアしています。

ベトオルーク氏のプロフィール

・生年月日
1972年9月26日(46歳)

・出身
テキサス州エルパソ

・出自
アイルランド系白人

・身長
194cm

・学歴
コロンビア大学

・経歴
エルパソ市会議員

テキサス州選出下院議員(3期)

・言語
英語、スペイン語

・宗教 カトリック

・家族
妻エイミー・フーバー・サンダース、子供3人


ベトオルーク氏が有名になったきっかけとは?

ベトオルーク氏が全米で民主党の新星として注目を集めるきっかけとなったのは2018年11月の上院議員中間選挙でした。

テキサス州の中間選挙で、ベトオルーク氏は、大統領選挙候補にも名乗りをあげた共和党の有力議員テッド・クルーズ氏をあと一歩まで追い詰めたことです。

演説も上手さと移民に寛容な姿勢から「オバマの再来」と呼ばれ、全米で一気に知名度が高まりました。
実際その話す内容やトーンはオバマに似ています。

もしかしたら、真似しているのかもしれませんが。

Running for president | Beto O'Rourke

I am running to serve this country as the next President of the United States.The challenges we face are the greatest in living memory. No one person can meet these challenges on their own. Only this country can do that, and only if we build a grassroots movement that includes all of us. It will be animated by an ambition for the country that recognizes that the obstacles we face will only be overcome by lifting each other up; that the opportunities before us will only be realized by overcoming the differences between us before they define us forever.I want you to be part of this. I want this to be your campaign – a campaign by all of us for all of us that answers not to the PACs, corporations, and special interests but to the people. Say you're in: BetoORourke.com

Beto O'Rourkeさんの投稿 2019年3月14日木曜日

実際、中間選挙で、個人献金を中心に史上最高の8000万ドル(約88億5000万円)を集め
たことで民主党の新星としての地位を得たものとみなされています。

ただ、その演説内容について抽象的すぎて、具体的にどんな政治をするのかはっきりしないという批判もあります。

また、その爽やかな外見から女性層を中心とした支持を広げつつあります。

エイミー夫人の父親が”不動産界のバフェット”と称されるほどの大金持ちであることは、選挙活動に多額の資金を必要とする
大統領選挙には、大きな援軍になりそうです。

その一方で弱みもあります。
それは、彼のこれまでのキャリアにあります。

ベトオルーク氏の弱みとは?

ベトオルーク氏は、10代の頃に、悪名高いハッカー集団に所属していたことや、殺人を題材にした小説を書いていたことがマスコミに報じられましたがこれを否定ぜず、釈明に追われたことがあります。

悪名高いハッカー集団に所属していた事実は、上院議員選挙レベルでは見逃されても大統領選挙では”大統領に相応しい人物か”という観点から問題視されるかもしれません。

また、妻のエイミーが3人の子どもを育てるのを「自分は時々助けるだけだ」と繰り返し話したことでも、謝罪に追い込まれました。

アメリカの大統領選挙では、候補者をまるで身体検査でレントゲン写真でも撮るかのように過去から現在に至る、公私問わずその経歴、交際関係、金銭関係、家族関係、発言歴を目を皿のようにして暴こうとしていきます。

外見が爽やかなだけに女性問題が暴かれ、失速するということも考えられます。

一見大したことではないと思われる事でも、大統領選挙では致命傷になる可能性は十分あります。

さらにアメリカでは少数派とされるカトリックの信者であることがこの先、不利とされるかもしれません。

ちなみに歴代の大統領でカトリックだったのはケネディ大統領だけです。

経歴面からは、過去に下院議員から大統領になった人物がいないことがネックとなるかもしれません。

ただ、トランプのような人物でも大統領になれたということで、以前ほどそのキャリアは問題にならないのではという見方もあります。

ベトオルーク氏が今後、アメリカ大統領選挙で有力候補として浮上していくためには、全米国民による政治的な身体検査をクリアする必要がありそうです。


ベトオルーク氏の政治的立場とは?

民主党では、最左派とされる国民皆保険や大学無償化を訴えるバーニー・サンダース上院議員(77)、「反ウォール街」を掲げるエリザベス・ウォーレン上院議員(69)らと政策的に近いとされています。

ただ、今後、大統領選の候補者選びが本格化するにつれて、他の候補者との違いを打ち出す必要がありますが、ベトオルーク氏は、具体的な政策については、これまであまり言及していませんので、人気先行という状況であることは否めないと思います。

ベトオルーク氏は、”オバマの再来”といわれていますが、この両者似ている点と異なる点があります。

オバマ前大統領との共通項と異なる点

共通項

・政治キャリアが短いこと。
オバマ氏は上院議員1期の途中で大統領就任。

ベトオルーク氏は下院議員3期満了。

・地方議会から政治家としてスタートしたこと
オバマ氏はシカゴ市議会議員、ベトオルーク氏はエルパソ市会議員としてそれぞれ、政治家としてのキャリアをスタートさせています。

・演説が得意なこと
オバマ氏は2004年に行われたケリ-氏を民主党の大統領候補に選出する全国党大会における基調演説で、その格調高い内容と弁舌の巧みさで注目されたことがきっかけで上院議員から大統領に駆け上がりました。

ベトオルーク氏は2018年11月の上院議員中間選挙での演説の巧みさで支持を広げ、共和党の牙城ともいえるテキサス州の共和党の有力現職議員をあと一歩まで追い詰めたことで、一躍、民主党の新星、オバマの再来として全国的な知名度を得ました。

異なる点

オバマ氏が大統領選に備えて、早い段階から具体的な政策を練っていたのに対して、ベトオルーク氏は、抽象的な主張にとどまっていること。

オバマ氏が黒人初というセールスポイントがあったのに対し、ベトオルーク氏には、これといった特長がないこと。

まとめ

①ベトオルーク氏はテキサス州出身の前アメリカ下院議員で現在46歳。

②2019年3月15日に2020年に行われるアメリカ大統領選挙への立候補を正式に表明。

③ベトオルーク氏は、その演説の巧みさからオバマの再来と評されていますが、人気先行気味で具体的な政策については、不明確という批判をされています。



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