レインマン(監督 バリー・レヴィンソン)のあらすじ・感想について

映画の評価・あらすじ・感想
Audience at the cinema wearing protective face masks and sitting on a distance while watching the movie.

アカデミー賞4部門受賞の名作「レインマン(監督 バリー・レヴィンソン)」のあらすじ・感想について紹介します。

作品の属性情報

レインマンは兄弟愛、人間としての成長を描いたヒューマンドラマで、自由奔放で若い実業家とサヴァン症候群の兄との兄弟関係が徐々に深まっていくストーリーです。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、ベルリン国際映画祭で作品賞を受賞した作品です。

レインマンは、ユナイテッド・アーティスツ製作の1988年12月に公開された映画です。




監督は、バリー・レヴィンソンが務めましたが、このレインマンでアカデミー監督賞とベルリン国際映画祭金熊賞を受賞しました。レヴィンソンは「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」でもベルリン国際映画銀熊賞を受賞しており、高い評価を受けている監督の一人です。ロバート・レッドフォードが主演した「ナチュラル」やロビン・ウィリアム主演の「グッドモーニング・ベトナム」など、数多くのヒューマンドラマの映画監督も務めてます。

視聴動機

トム・クルーズの作品であるということがレインマンを見るきっかけとなりました。トム・クルーズは「トップガン」での主演を機に、世界を舞台に活躍する俳優としてキャリアを広げていき、様々な映画作品に主演しています。1980年代後半以降、トム・クルーズはビッグネームのベテラン俳優との共演を数々果たしており、それを楽しみにレインマンを見ました。トム・クルーズは「トップガン」の後、「ハスラー2」ではポール・ニューマンと共演し、「カクテル」ではブライアン・ブラウンと、そして「レインマン」でダスティン・ホフマンと共演をしてます。

あらすじ

ロサンゼルスの自動車ディーラー兼ノミ屋で、自己中心的な実業家のチャーリーは、ビジネスがうまくいかずお金に困っている状況でストーリーは始まります。

そんな中、疎遠だった父親の訃報が届きます。遺産を受け取りに地元に戻りますが、遺言で自分には大きなバラの花壇とクラシック・カーだけが渡り、残りの300万ドルはとある人間の信託基金に入れられることを知ります。チャーリーはこのことにかなり腹を立てます。とある人間とは、チャーリーの知られざる自閉症の弟であるレイモンドで、ウォルブルック研究所に通っていることを知ります。

チャーリーはレイモンドを誘拐し、遺産を手に入れるための脅しとして、西海岸への欲望の旅に連れ出します。同じ話の繰り返しや、カンタス航空以外の航空会社の利用を拒否するなど、レイモンドの行動と口うるささにチャーリーは気が狂いそうになりますが、西海岸までのドライブを通じて、チャーリーは人間として成長し、少年だった頃の記憶を辿るようになります。



注目出演者

レインマンに主演しているレイモンド役のダスティン・ホフマンはもともと弟役として配役されていたのですが、脚本を読み、兄役を自身が務めることを強く直訴したというエピソードが紹介されています。ダスティン・ホフマンは、ハリウッドでは名優の一人で「クレイマー、クレイマー」とレインマンで2度のアカデミー主演男優賞を受賞してます。レインマンは30年以上前の作品ではありますが、ダスティン・ホフマンの演技力は一切色褪せません。

弟のチャーリー役のトム・クルーズは今となっては「ミッション・インポッシブル」や「宇宙戦争」などアクション映画に出演するアクション俳優としても知られてますが、当時はヒューマン・ドラマの作品に多く出演しております。

感想

さすがアカデミー賞最多部門賞を獲得しているだけということもあり、30年以上経った今でも楽しめる作品だと思います。今観ても十分に楽しめます。

アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞を受賞しているのですが、レイモンドとチャーリーの関係性が育まれていくストーリーを囲む音楽も、映像も、共演しているキャストもすべて完成された映画として楽しめます。

総合点
98点



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