初心者でもわかりやすい薪割り斧の選び方

薪割りに関する情報

普段から薪ストーブを使用し、薪割り(冬季は休業ですが・・・)を日課とする私が、今回は薪割り斧の選び方・研ぎ方をお伝えします。



初心者でもわかりやすい薪割り斧の選び方

 ポイントは3つ
 

洋斧と和斧

  〈洋斧〉
 形状は、刃先が薄く、胴体(中心部)に向かって大きく丸みを帯びます。ちなみに、私は普段手に入る薪材の関係もあり、洋斧をメインで使っており、ナラのような重く固い木もしっかり割ることができます。
  〈和斧〉
 形状は、刃先から胴体に向かって薄く、見た目もシャープな印象です。日本で昔から使われる斧で、スギなど、繊維のまっすぐのびる木を割るのに適しています。
 

総重量

 私は普段は総重量3kgの洋斧を使用していますが、初めのうちは2kg~2.5kgのものを選ぶとよいと思います(ベテランの方の中にも、2kg程度の軽いものを好んで使われる方がいます。理由としては、長時間振り下ろしても疲れないことが挙げられます)。

〔余談ですが〕斧頭の形

 
 斧を選ぶ際にあまり話題に挙がりませんが、個人的にはクサビ打込みも可能な斧頭を好んで使っています。薪材として、様々な樹種をいただくのですが、中にはヤマナラシ(マッチ棒の素材となる木です)のような割れにくい木もあり、クサビを使用しています。そのため、斧頭がクサビ打込みも可能な形状のものを選んでいます。



初心者におススメの薪割り斧

GRANSFORS BRUK(グレンスフォシュ・ブルーク)品番442

   初めの1本として人気があります。軽量ながら、実用性も高い逸品です。
URL:
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%A4%A7%E5%9E%8B%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A-442/dp/B00GIWXPEM

Husqvarna(ハスクバーナ)品番66‐1

重さで薪をスパッと割るタイプの斧です。クサビの打ち込みも可能です。
URL:
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%8E%E3%82%A2-576926601-%E3%83%8F%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A-%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%93%E6%89%93%E8%BE%BC%E7%94%A8%E8%96%AA%E5%89%B2%E3%82%8A%E6%96%A7-5769266-01/dp/B004WJ1NYW

SOMAUD杣人 スタンダード 〈1.7kg〉

純国産、南国土佐の自由鍛造にて、一本一本鍛造士の手によって、打たれ、整形され、磨かれて創られています。
URL:
https://item.rakuten.co.jp/yuasa-p/4989753250169/?gclid=CjwKCAiAy9jyBRA6EiwAeclQhD3EYPfTCfj9NSVN8mVE5sqWTPl9Mg-rN8Iz8Io4gGaWLpHEkGj3ORoCD78QAvD_BwE&scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868

初心者でもわかりやすい薪割り斧の研ぎ方

○まずはじめに
 そもそも、普段の斧のメンテナンスは、布キレで汚れや水気を拭き取る程度です(※錆防止の為)。薪割り用斧は、普通の刃物のように切るわけではなく、斧の重みを利用して叩き割るイメージです。なので、綺麗に研ぐというより、錆を落とし、刃こぼれした際(切れ味が悪くなった際)、刃先を整えるぐらいのイメージで大丈夫です。

①錆を落とす
 錆落としを塗布して、スチールたわし等で磨いてください。錆落とし後は錆止め油を塗って、錆を防止しましょう。

②刃先を整える 
マジックペンで磨く部分をマークする。
粗目のやすりで刃こぼれや形状を整える。
砥石に円を描くように回転させながら研ぎあげる。
ダイヤモンドシャープナーで仕上げる。

私もよくお世話になっているファイヤーサイド株式会社よりYouTubeにて薪割り斧の研ぎ方の動画
(URL:https://youtu.be/wEJ4Fs5fRdc)が配信されていましたので、参考にしてみてください。

まとめ

○ 斧はホームセンターで買える安価なものもありますが、日常的に使用する場合は、高価でも、良いものを選びましょう。

○ 斧自体は、実際に持って、薪割りをイメージして振ってみた時使いやすいと感じるものを選びましょう。

○ 総重量は3kg程度を基準として、初心者や女性の場合は軽いもの(2kg~2.5kg)を選びましょう。

○ 斧の手入れは、普段は、布キレで汚れや水気を拭き取り、錆等が発生するのを防止しましょう。錆が発生した場合は錆をおとし、刃こぼれした際(切れ味が悪くなった際)、やすりや砥石を使って刃先を整えましょう。



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