将棋は何段から何級まで?女流棋士との違いをアマ三段の強豪?がわかりやすく説明

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プロ棋士の段位は何段から何級まで?女流棋士との違いやアマチュアの段位について、アマ三段の強豪?の筆者がわかりやすく説明します。



プロ棋士の段位は何段から何級まで?

将棋は、初段でもプロ棋士とされる囲碁と異なり、四段以上からプロ棋士となります。
ですのでプロ棋士には三段以下はいません。もちろん級位もいません。

何段までということに関しては九段までになります。

将棋の段位については数字が大きいほど、上になりますので九段が段位における最上位に位置づけられます。

かつて、現在の竜王戦の前身のタイトル戦として十段戦がありました。
加藤一二三九段もタイトルを獲得したことがあり、その時は、加藤一二三十段と名乗っていました。

日本将棋連盟の見解では、”十段位はタイトルとしての称号であって、九段の上の十段を意味するものではない”ということで、現在に至っています。

従って、プロ棋士の段位は四段から九段までとなります。

昇段の基準としては、公式戦の勝利数(ex 五段→100勝、六段→120勝)、全棋士参加の棋戦での優勝(ex NHK杯)、順位戦・竜王戦ランキング戦での昇級、タイトル戦への挑戦・タイトル獲得が条件とされています。

藤井2冠についていえば、段位はすでに八段ですので、高校生にして残る昇段は九段のみとなっています。

奨励会の段位は何段から何級まで?

将棋はプロ棋士の養成機関である奨励会があります。

奨励会員は、プロ棋士の卵で正式にはプロと看做されませんが、最高位は三段となっています。一番下は6級となっています。

級位については、数字が大きいほど下位に位置づけられます。

ただ、三段になると三段リーグという、プロに直結した三段認定の会員のみで行われるリーグ戦に参加できますので、奨励会においては三段は別格の位置づけとなっています。



女流プロ棋士の段位は何段から何級まで?

女流プロ棋士の最高位は七段で、現在は清水市代七段ただ1人です。

プロ棋士と異なり、段位では三段・二段・初段も女流プロ棋士となります。

さらに初段より下の1級・2級も女流プロ棋士となります。

女王・女流王座・女流王将のタイトルを保持する西山朋佳女流は、奨励会所属(三段)のため女流における段位はついていません。

アマチュアの段位は何段から何級まで?

日本将棋連盟の見解では、”一般的な最高位は六段。一番下は10級。”ということになります。

ただ、過去に将棋好きの著名人・政治家等に名誉八段・七段のような段位を認定したことがあります。これは、あくまでも例外ということで正式な段位とは看做されていません。

日本将棋連盟主催のアマ名人戦・竜王戦等の全国大会では優勝者に六段が、凖優勝者に五段が、各都道府県・地区の代表には四段が授与されることになっています。

一方、アマチュアでは、将棋の初心者は、10級からスタートすることになります。

まとめ

・プロ棋士の段位は四段から九段まで。
三段以下6級まではプロ育成機関奨励会の段級位となっています。

・女流プロ棋士の最高位は七段。
プロ棋士と異なり三段・二段・初段、級位では1級、2級まで女流プロ棋士となります。
・アマチュアの段位は、最高位は六段。一番下は10級。
ただ、例外的に七段・八段を授与することがあります。



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