2008年から始まった、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。
マーベルの人気者達がスクリーンに登場し、世界中を興奮させたものです。
たった1人を除いて。
スパイダーマンの姿がMCUに登場したのは、13作目の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から。
間に2作品を置いてMCU16作品目として、ようやく「スパイダーマン:ホームカミング」が登場しました。
マーク・ウェブとトム・ホランドが描いた新しいスパイダーマン。
映画「スパイダーマン:ホームカミング」のあらすじと、感想を述べていきます。
映画「スパイダーマン:ホームカミング」のあらすじ
【起】ヒーロー1年生
ヒーロー同士の激突「シビル・ウォー」で、アイアンマンことトニー・スタークに見いだされたピーター・パーカー。
彼はスパイダーマンとして、日夜ホームタウンであるNYを守っていました。
NYは、スパイダーマンの活躍で平和。アベンジャーズと共に戦ったスパイダーマンにとって、あまりにも退屈なヒーロー活動です。
唯一の事件といえば、アベンジャーズもどきの強盗ぐらいでしょう。
アベンジャーズもどきの強盗団の登場は、スパイダーマンの運命を大きく変えました。
【承】ヒーロー失格
アベンジャーズもどき強盗団は、武器商人バルチャー一味から武器を調達。
バルチャー一味が提供している武器は、スパイダーマンをふっとばすほどの迫力です。
本家本元のアベンジャーズ入りを目指すスパイダーマンは、バルチャー一味を追跡しました。
ただ追跡方法があまりにも滅茶苦茶であったため、関係のない人を巻き添えに…。巻き込まれた人の中には、ピーターのクラスメイトもいます。
スパイダーマンの行動は、アイアンマンことトニー・スタークの怒りを買ってしまいました。
そして結果的に、ヒーロー活動ができなくなったのです。
【転】まさか!?
ピーターはヒーロー活動と引き換えに、憧れの女の子リズと両思いになりました。
ところが、リズの父親の正体はバルチャー一味のボスであるトゥームスだったのです。
トゥームスも、ピーターの正体を見破りました。
大好きな彼女の父親だと敢えて承知の上で、ヒーローとしてトゥームスと戦うピーター。
親友ネッドの強力を取り付けながらも、ボロボロになりながら戦います。
トゥームスは最新機器を取り付け、バルチャーとして応戦。
戦いは熾烈を極めるも、結果的にトゥームの自爆で幕を閉じたのでした。
【結】
トゥームスが逮捕されたことにより、娘のリズはピーターの元から去ります。
儚く散った恋の代わりにピーターが得たのは、アベンジャーズの正式加入でした。
彼の活躍は、トニーにも認められたのです。
しかピーターは、アベンジャーズ加入の話を断ります。
彼は「親愛なる隣人」のスパイダーマンとして、NYの平和を守るためです。
映画「スパイダーマン:ホームカミング」の感想!
映画スタッフのプレッシャーは、相当なものだったと思われる映画「スパイダーマン:ホームカミング」。
どんな自信作でも、公開してみない限りはわからないのです。
本作を実際に観て感じたこと、物語の深堀りもしてみました。
ハイスクール・イン・ザ・スパイダーマン
映画「スパイダーマン:ホームカミング」は、学園ドラマ満載でした。
実写版スパイダーマンは、70年代に制作された映像作品を含めると11作品制作されました。
今回取り上げる映画「スパイダーマン:ホームカミング」は、9作品目になります。
細かい部分を詰めるとキリがありませんが、アメリカで制作された映画だけをカウントしました。
話を戻しましょう。
高校が舞台になったスパイダーマン映画は、過去にもございました。
ただメインの舞台とはなっておらず、アクションが主体になっていました。
ところが映画「スパイダーマン:ホームカミング」では、丁寧に学園生活が描かれていたように感じます。
青春物語過ぎる
映画「スパイダーマン:ホームカミング」の内容は、青春物語でした。
NYでヒーロー活動に勤しむスパイダーマン。しかしヒーロー活動が中々認められず、無茶な行動に乗り出します。
大人の年齢に達していれば、辛抱強く待っていたかもしれません。
でもスパイダーマンは、スーツを脱げば男子高生です。
ヒーローしたい気持ちは誰よりも強いのに、認められずイライラする姿は初々しさがあります。
一度は周りから「あなたにはできない」と、言われたことはあるでしょう。
時には納得できない課題を大人から押し付けられ、イライラもの。
ヒーローとしてNYの街を守っていなくても、ピーターが感じていた青春の苛立ちは、思わず共感ものです。
中の人の恋愛事情を妄想してしまった件
ピーター役のトム・ホランドとMJ役のゼンデイヤは、ラブラブの恋人同士です。
2人の出会いは映画「スパイダーマン:ホームカミング」でした。
2人の交際は、映画公開当初から噂が…。ただ交際の噂はきっぱりと否定し、あくまでも親友同士とのことでした。
ところが、2021年に2人が車中でキスしている姿が激写!
本当に親友同士なら、車中でキスはしないでしょう。
さらにSNSでは、のろけ合戦が開幕。
トム・ホランドはゼンデイヤの写真をSNSであげて「世界で一番美しい人」と投稿すれば、ゼンデイヤはトム・ホランドとの“匂わせ”を発動。
ごちそうさまです。
名優マイケル・キートンの凄み
映画「スパイダーマン:ホームカミング」で、悪者トゥームスを演じたのはマイケル・キートンです。
彼が演じた役は、スパイダーマンと敵対するトゥームことバルチャー。
最新鋭の機械に身を包み、スパイダーマンを翻弄しました。状況を見極めて冷静に行動する様は、恐ろしくもあります。
一方で、良き父親の一面も垣間見られました。
そもそも悪者に武器を作っているのは、家族を養うためです。
悪人ではあるものの悪人ではない役。演じるには、相当の技術がなければ不可能です。
しかしマイケル・キートンは、違和感なく自然に演じきりました。
彼は2014年の公開映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で、世界の主要な映画賞を総なめ!さらに1989年には、ヒーロー映画「バットマン」で主役のヒーローを演じました。
マイケル・キートンの登場は、アメコミファンにとっては熱いものになったことでしょう。
まとめ
2022年1月に公開された映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は、世界的に大ヒットを記録しました。
映画で登場したビッグサプライズは、スパイダーマンファンなら大歓喜ものでしょう。
最新作を堪能するためにも、映画「スパイダーマン:ホームカミング」の履修は必須です。
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