東洋大学板倉キャンパスを撤退@生命科学部・食環境科学部を朝霞・赤羽台に2024年に移転

建設・開発計画関連情報

東洋大学は2020年3月24日に板倉キャンパスに設置されている生命科学部・食環境科学部及び大学院の生命科学研究科と食環境科学研究科を埼玉県の東洋大学朝霞キャンパス及び東京都の東洋大学赤羽台キャンパスへ移転させることを明らかにしました。

移転計画によれば、2024年4月から、以下のように移転することになります。

移転が計画通り実施されれば,2021年4月に入学した学生は3年次まで板倉キャンパスで学び、4年次からは朝霞キャンパスもしくは赤羽台キャンパスで学ぶことになります。



東洋大学板倉キャンパスを撤退に伴う、学部の移転計画概要

・食環境科学部
食環境科学科(スポーツ・食品機能専攻) 赤羽台キャンパスへ移転

食環境科学科(フードサイエンス専攻) 朝霞キャンパスへ移転

健康栄養学科 朝霞キャンパスへ移転

・生命科学部(生命科学科・応用生物学科)朝霞キャンパスへ移転

東洋大学板倉キャンパスは、1997年に研究学園都市を標榜する群馬県企業局が主体となって開発した板倉ニュータウン(群馬県板倉町)に開設され、現在に至っています。

板倉キャンパスには、現在、2学部、大学院の学生や教職員合わせ、約2千人が在籍しており、移転が実施されると東洋大学の学生目当ての賃貸アパート等の不動産業や飲食店等の地域経済に大きな影響を与えそうです。



板倉キャンパス撤退の背景とは?

板倉キャンパス撤退の背景については、東洋大学では、板倉キャンパスと埼玉県内の川越キャンパスに分散している生命分野に関する学部・学科の統合などが目的、としているようです。

ただ、食環境科学部は、2013年に設置されたばかりで、下記の動画でも紹介されているように板倉キャンパスの学部はいずれも理系ということで実験施設等に多額の設備投資をしています。


 
これだけの投資をしておいて、たった7年で”学部・学科の統合などが目的”だけで撤退・移転するという説明だけでは、これまで多額の金銭的な支援をしてきた地元自治体等には、納得させられないようです。

どうなる板倉東洋大前駅

東武日光線板倉東洋大前駅は、名前の通り、東洋大学板倉キャンパスのために東武鉄道が新設した駅です。

現在では、快速も停車する地域の交通の要所となっています。

しかし、東洋大学が板倉キャンパスから撤退するとなれば、乗降客の激減は必至で、駅名の見直しばかりか、駅の存続すら危ぶまれることになりそうです。



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