自分を操る超集中力(メンタリストDaigo著)を読んだ感想や主な内容  

書評

「自分を操る超集中力」を読んで感じたこと、学んだことなどを書きます
 

本の属性情報

メンタリストDaigo著、2016年5月刊行、2017年7月18日発売、かんき出版
 

購入動機

たびたびYouTubeでメンタリストDaigoの動画を目にしており、また彼の本で一番売れた本と帯に書いてあって気になったため



 

主な内容

本書の冒頭分にある「時間の密度を変える」という表現にとても心惹かれました。

おうち時間が増えて、なんとなく時間を消費する日々が続いていたので、時間の使い方に疑問を感じていたのです。
社会心理学者ジョー・フォーガスが「哀しみが人を注意深くし、細部に関心をもたせ、焦点を合わせやすくする」と言っています。

ずっと疑問だったのですが、私は今までなぜか悲しみが深い時の方が読書をこなす傾向にありました。

その理由はまさにこれだったのです。
思考や感情をコントロールする力と言われるウィルパワー。

本書を読み、私は今までなんて多くのウィルパワーを無駄遣いしてきたのだろうと気づかされました。

私は恥ずかしながら、面倒なことをつい後回しにする傾向にあり、計画に理想を詰め込み過ぎて計画倒れしがちなところがありました。

しかし、今回ウィルパワーの存在を知り、ぜひ日常に取り入れていこうと思わせてくれる方法がいくつもありました。

その方法のうち特に印象に残った5点をご紹介します。
 1点目は、作業に集中できる環境作りです。
急いでやらなければいけないことがある時ほどなぜか人は掃除や片づけをしがちですが、同時に二つ以上のことをこなすとウィルパワーはたくさん消費されるのだそうです。
これを回避するには一つの箱を用意して、一旦全ての物をしまうという方法あるということ。
また、色や香り、照明の色、天井の高さなど作業別に向き不向きがあるということです。

私は気持ちが和らぐピンク色を好むため、つい小物はピンクで揃えがちですが、仕事で使う小物や作業スペースは集中力を高める色に変えてみることを検討中です。
 
2点目は15分おきに立ち上がるなど体を動かすこと。
当たり前のようですが、忘れてしまうことでもあります。

のめりこんでしまって、気づけばほぼ一日中机の前に座りつづけ、腰や目を傷めてしまことがあり、これは全体の作業効率を下げる行為であること、
また姿勢を正すことで自分をコントロールする力が上がることを知りました。

3点目は感情をうまく利用すること。

怒りは難しい問題解決や目標達成の原動力、悲しみは冷静かつ公平な意思決定に役立つそうです。

これを忘れず、怒りや悲しみもチャンスが来たと捉えられたら、すべての感情は無駄じゃなくなると思えました。

4点目はなるべく選択肢を絞り、仕組化していくこと。

出かける前にその日の気分で服や装飾品を選ぶことも素敵なことですが、脳の力を消耗しないためには、毎日の服のパターンをある程度決めておくことも必要だと感じました。

5点目は朝の過ごし方です。私は昔から朝に弱く、夜型なのでつい夜更かししてしまいがちですが、本書によると朝のおすすめ行動がなんと7つもあるのです。

著者がどれだけ朝に重きをおき、朝の行動が一日に影響するのか、その重要性と貴重性を教えてくれました。

感想

これまで上げてきたことをまとめるとずいぶんと忙しい過ごし方だとも感じられますが、本書には時間の使い方だけでなく、上手な休み方もしっかり記されています。

切羽詰まってくると休んでいる場合ではないと考えてしまいがちですが、自分の能力を最大限に引き出すためには、敢えて積極的に休むことが必要であり、
課題を乗り越えた後にやってくる心の反動(モラル・ライセンシング)を減らす効果があることを知り、考え方が変わりました。
 
今後は本書で学んだ脳の使い方、休ませ方、時間術の3つのルールをしっかり復習して、普段の行動をできる限り習慣化、自動化させ、
今まで無駄に酷使していた自分のエネルギーと時間を有意義に使っていければと思っています。
 
◆総合点 95点/100点 



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