若くして高い評価を得ているピアニスト藤田真央さん。
そんな藤田真央さんのプロフィールや実力、評価や受賞歴、共演歴をまとめています。
また、コンサートと出演情報やおすすめの音源を紹介しています。
藤田真央さんのプロフィール ・生年月日 ・学歴 ・出身地 ・家族構成
藤田真央さんは1998年11月28日、東京都出身です。
父親の仕事の関係で、3歳くらいで山梨県へ引っ越し、年中から小学3年生まで長野県上田市で育ちました。
中学校はインターナショナルスクールに通い、東京音楽大学附属高等学校を卒業。
その後特別特待奨学生として、東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンスへ進学しました。
昨日は私の誕生日でした。23歳になりました。
たくさんの方から温かいメッセージをいただき、とても感謝しております!
個人的ニュースは、最近長い間私は留守にしてたので、家のネコちゃんが懐かなくなり寂しいです。毎日よそもの扱いされます。撫でると怒られます。 pic.twitter.com/rdJ9T3b3kd— Mao Fujita 藤田真央 (@maofujita_piano) November 29, 2021
現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学にて研鑽を積んでいます。
お母さんのお腹の中にいる頃から、一音会と言う音感教育で有名な音楽教室に通っていて、絶対音感を身につけました。
家族構成について公にはなっていませんが、インタビューでお父さん、お母さん、お兄さんのことを話しています。
身長は非公表ですが160センチ台後半だと思われます。
スカラ座デビューwithシャイー監督✨ pic.twitter.com/TDDJnBmslJ
— Mao Fujita 藤田真央 (@maofujita_piano) March 7, 2022
受賞歴
藤田真央さんは幼い頃から様々なコンクールで受賞してきました。
2009年第19回日本クラシック音楽コンクール全国大会にてグランプリ、2010年第64回全日本学生音楽コンクール小学校の部東京大会第一位及び全国大会第一位、野村賞、井口愛子賞、音楽奨励賞、横浜市民賞受賞など、小学生の時からその実力は飛び抜けていたようです。
2016年第20回浜松国際ピアノアカデミー第一位など国際コンクールでの受賞も多く、2017年には18歳の若さで第27回クララ・ハスキル国際ピアノコンクールにて優勝、併せて青年批評家賞、聴衆賞、現代曲賞の特別賞を受賞しました。
また、2019年第16回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門にて第2位を受賞し、より一層の注目を集めました。
世界的な評価について
2017年にクララ・ハスキル国際ピアノコンクールのファイナルで藤田真央さんの演奏を聴いたヴァルビエ音楽祭の芸術監督は「僕はもう、すでに君が1番だと思っているよ。」と、結果が出る前にヴァルビエ音楽祭のアカデミーに藤田真央さんを招待しました。
コンクールの結果に関係なく、藤田真央さんの演奏自体が評価されたのですね。
2019年チャイコフスキー国際コンクールではワレリー・ゲルギエフが「MAOの存在は、今回のコンクールの“サプライズ“だ」と話した事も注目されました。
この世界的な指揮者からの高い評価が藤田真央が天才と称されているゆえんです。
また2021年11月にソニー・クラシカルと専属ワールドワイド契約を結び、モーツアルトのピアノソナタ全集を録音する際には、プレジデントが「あなたの音楽性ピアニストとしての価値は何にも代えがたい稀有なものだと感じています。」と言ってくれたと藤田真央さんがインタビューで話しています。
協演歴(オーケストラ等)
藤田真央さんは国内の著名な指揮者と共演を重ねてきました。
2019年7月6日、飯森泰次郎氏指揮、東京シティフィルハーモニック管弦楽団との共演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」を演奏、満席の人気だったようです。
2019年8月7日フェスタサマーミューザでは、小林研一郎氏の指揮で日本フィルハーモニー交響楽団と共演、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23を演奏しました。
2021年10月20日には、高関健氏の指揮で仙台フィルハーモニー管弦楽団とラフマニノフピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30を演奏しています。
【4/21 #都響 SP,4/22定期A】①
当初2020年に共演だったにも関わらずコロナ禍で公演が延期となり、この公演を心待ちにしていたと話す #藤田真央 さん🎹リハ後 #大野和士 も藤田さんの感性の素晴らしさを改めて実感✨互いに待ち望んだ共演が明日から始まります❗️🎫当日券情報https://t.co/rMypdKerUR pic.twitter.com/kSnTgZEabk
— 東京都交響楽団 (@TMSOnews) April 20, 2022
また海外オーケストラとの共演も多く、2019年10月にはワレリー・ゲルギエフ氏指揮、マリインスキー歌劇場管弦楽団とチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を演奏し、好評を得ました。
同年12月にはゲルギエフ氏とマリインスキー歌劇場管弦楽団が日本公演を行いましたが、予定していたピアニストが降板し、急遽藤田真央さんがソリストとしてチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。
有名な第1番にくらべて演奏機会の少ない第2番を突然代役で弾くというのは大変なことです。
藤田真央さんにとってこの曲を演奏するのは初めてのことでしたが、見事に演奏会を成功させました。
その後もゲルギエフ氏とはミュンヘンでミュンヘン・フィルと共演しています。
また、エルサレムにてエッシェンバッハ氏指揮のイスラエル・フィル、ロンドンでワシリー・ペトレンコ指揮のロイヤル・フィルなどと共演し、世界で活躍しています。
コンサート・TV出演予定情報
①これまでの出演
藤田真央さんはテレビ番組にも出演しています。
テレビ朝日「題名のない音楽会」では、2020年12月5日の放送でモーツァルトのピアノソナタを、2022年1月15日の放送ではチェロの佐藤晴真さん、ヴァイオリンの服部百音さんと共にピアノトリオを披露しました。
また、2019年8月23日放送のテレビ朝日「報道ステーション」ではスタジオに登場し、生放送でモーツァルトのピアノソナタを演奏しました。
②これからの予定
演奏活動を精力的に行なっている藤田真央さんは、この夏、外国の音楽祭への出演が多数決まっています。
7月ヴェルビエ音楽祭(スイス)、8月ノートルダム音楽祭(フランス)、ルツェルン音楽祭(スイス)、9月ツィナンダリ音楽祭(ジョージア)とヨーロッパでの演奏が続きます。
日本では10月14日(福山)、25日(名古屋)、16日(京都)に演奏会があり、いずれもオール・モーツァルトプログラムです。
藤田真央さんの演奏が鑑賞できるおすすめの動画
藤田真央さんが所属するジャパンアーツのYouTubeチャンネルで演奏をいくつか聴くことができます。
中でもショパン作曲の舟歌Op.60 嬰ヘ長調は柔らかく繊細なタッチで、とても美しいです。
https://youtu.be/BLBBexZvzKM
また、アルカン作曲「短調による12の練習曲」から第12番“イソップの饗宴”Op.39-12はあまり聴きなじみのない曲ですが、藤田真央さんの演奏は、その超絶技巧に引き込まれます。
2020年9月17日に行われた藤田真央さんのリサイタルの音源です。
https://youtu.be/vZpvX6dkbFM
藤田真央さんの演奏が鑑賞できるCD・DVD等
藤田真央さんの最新CD「ショパン:スケルツォ/即興曲」はレコード芸術誌で特選盤に選ばれています。
また、映画「蜜蜂と遠雷」で藤田真央さんが演奏を担当した風間塵のインスパイアードアルバム『映画「蜜蜂と遠雷」 ~ 藤田真央 plays 風間塵』には、劇中で演奏された曲が収録されています。
そして2022年10月7日に世界で発売される「モーツァルト:ピアノソナタ全集」も楽しみです。
日本では10月5日に先行して発売される予定です。
10月7日に発売予定の私のモーツァルトピアノソナタ全曲アルバムの中から、k.545の2楽章です。
すてき@sony_classical pic.twitter.com/9uvNhvfe6s
— Mao Fujita 藤田真央 (@maofujita_piano) May 27, 2022
まとめ
①藤田真央さんは1998年11月28日東京生まれ、中学校はインターナショナルスクールで学び、その後東京音楽大学附属高校を経て
東京音楽大学ピアノ演奏家コース・エクセレンスを卒業しました。
②幼い頃からコンクールでその実力を発揮し、特に第16回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門にて第2位を受賞したことで、より一層の注目を集めました。
③藤田真央さんの演奏はYouTubeやCDで聴くことができ、国内外でたくさんの演奏会が予定されています。
これからも藤田真央さんの活躍に期待したいですね。
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