20代女性がポーランドを一人旅をした体験に基づいて、ポーランドの治安状況について紹介しています。実際に旅行した際の感想を含め、安全に観光するためのポイントをまとめています。
ポーランドは中欧に位置する国です。
日本人の観光先としてはあまりメジャーではないものの、美しい街並みや親日国ならではの居心地の良さに心奪われる人も多いです。
また、ヴィエリチカ岩塩坑やアウシュヴィッツ収容所などの世界遺産をはじめ、たくさんの歴史的観光スポットがあります。
ポーランドの治安について
ポーランドの治安は、比較的よいといえるでしょう。
理由の一つとして、ポーランドは西欧の国々などと比較し、移民が少ない、ということが挙げられます。
移民が少ないということで、国内の紛争などが起こりにくく、実際にポーランドでは過去一度もテロが起こったことがありません。
今年の冬は行けないけれど…
ポーランドは本当によい国
言葉通じないし直行便少ないし簡単ではないけれど
治安も人柄も良いし遺跡史跡も多いしビールも安くて美味い!
訪れるとしばらく心をもっていかれるくらいのステキな国です pic.twitter.com/jJ3vgy4Bfu— 中村桜 (@sakura__n) October 31, 2017
この事実はヨーロッパ諸国の中では大変珍しいことです。
また、ポーランドは国民の失業率がとても低い国です。そのため、浮浪者や物乞いなども比較的少ないようです。
えーーっポーランドはいい国だよ……物価めちゃくちゃ安いご飯美味しい治安いい人優しいものが可愛い 半年住んでお世話になったけどほんとおすすめです pic.twitter.com/a7zMDXFeqZ
— こはる@幸在4新刊通販中 (@ring3_777) June 28, 2018
しかし、もちろん全く犯罪が起こらないということではありません。
旅行の際は特に、観光客を狙った金銭目的の犯罪への警戒が必要といえるでしょう。
スリや置き引きの他、ワルシャワなどの都市部ではクレジットカードのスキミングの被害等も発生しています。
また、ニセの警官に財布の提示を指示され、従った際に現金を抜き取られる、などと行った犯罪も横行しているようです。
以上の事柄から、ポーランドはその他のヨーロッパ諸国に比較し比較的安全に旅行ができる国といえますが、金銭目的の犯罪への警戒は不可欠です。
実際に行ってみた感想、注意すべき点
筆者は20代の女性です。
以前一人旅でポーランドを訪れましたが、旅行中トラブルに直面することは特にありませんでした。
しかし、筆者自身もスリや置き引きなどにはかなりの注意を払いました。
特に、観光地にある歴史的な建造物などの、狭い空間に多くの観光客が密集するような場面では特に警戒が必要だと感じました。
各国からのツアー客なども多く常に様々な国の人々で混み合っているので、周りの状況に気を配り、荷物の管理は徹底しましょう。
また、都市間の移動の際に長距離列車を利用する際は、スーツケースなどの大きい荷物はデッキにある荷台に置く必要があります。
万が一の被害を防ぐためにも、ワイヤーロック等での対策を行うのが良いかと思います。
夜間の一人歩きについては、人通りが多い道を選んでいたということもありますが、女性一人でも特に危険を感じることはありませんでした。
都市部では夜遅くまで営業している飲食店なども多いので、日が落ちてからの行動も比較的安全かと思います。
しかし、24時間営業している店舗などは日本と比べ少ないため、あまり遅い時間の外出は避けましょう。
また、中心部から少し離れた中通りなどは静かで街灯の少ない通りも多くあるので、夜間に行動する際はそのような道は避けた方が良いかと思います。
慎重になりすぎる必要はありませんが、ホテル選びの際も中心部から近い立地のホテルを選択すると安心です。
ポーランドはアジア人観光客が比較的少なく、私たち日本人も非常に目立ちます。
そのため、様々な犯罪に巻き込まれやすいという意識を常に持ち、行動することが大切です。
このように注意の徹底は必須ですが、筆者が実際に旅行した感想としては、ポーランドは比較的安全に旅行することができる国であると感じました。
交通機関を利用する際の注意点や、その他の注意点について
タクシーには注意が必要です。
ぼったくりの被害が多数報告されているので、行き先を告げる際にだいたいの金額を確認すると良いでしょう。
中には非正規のタクシーもいるので、空港や駅で案内している正規のタクシーを利用するのが安全です。
バスやトラムでもスリが多発しているので、十分な警戒が必要といえます。
特に、ワルシャワ・ショパン空港とワルシャワ中央駅を結ぶ「175番バス」には、スリの常習犯が頻繁に乗車しているようです。
また、普段は穏やかな雰囲気のポーランドですが、「サッカー試合がある日」は例外です。
熱烈なサポーターが多いため、公共の場で騒ぎ立てる人々が大勢います。
トラブルを避けるためにもサッカーの試合のある夜は外出を控えた方が良いでしょう。
ナイトクラブなど、お酒を提供する飲食店へも近づかない方が良いかと思います。
まとめ
・ポーランドはその他のヨーロッパ諸国と比較し治安の良い国といえますが、金銭を目的とした犯罪には要注意です。
・夜間の一人歩きは比較的安全といえますが、遅い時間帯は避け、人通りの多い道を選んで歩きましょう。
・タクシーではボッタクリの被害への注意が必要です。非正規のタクシーにも要注意。
・バスやトラムでは、スリが多発していますが、特に、空港とワルシャワ市内を結ぶ175番のバスでは特別な警戒が必要です。
・サッカー試合のある夜は外出を控えるのが良いでしょう。
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