千葉の地層10選の場所とアクセス方法・特長や見どころについてわかりやすく

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千葉県市原市の田淵にある地層が、地磁気逆転を世界で最も痕跡が判別できる地層であるとして2020年1月17日にチバニアンとして正式に決定され、地質年代に初めて日本の地名が刻まれることになりました。

千葉県は、これを契機に地層への興味関心をより一層高めるため、5名の有識者から構成される検討会により「千葉の地層10選」を選定しました。

千葉の地層10選の具体的な地層、場所、特長や見どころについて以下のようにまとめました。



千葉の地層10選の場所とアクセス方法・特長や見どころ

木下貝層(印西市)

・場所
印西市木下字平台799-1ほか(印西市ほか)

・アクセス

・特長や見どころ
木下貝層は、国指定天然記念物で約12万年前に古東京湾と呼ばれる広大な内湾に堆積した砂層で、当時生息していた貝類などの化石が観察可能。

指定地の露頭は、厚さ4.3m、長さ45mにわたって、貝化石、ウニ化石を多産する化石層が露出しています。

銚子犬吠埼の白亜紀浅海堆積物(銚子市)

・場所
銚子市犬吠埼9578-10他

・アクセス

・特長や見どころ
銚子半島の先端にある犬吠埼灯台下の海岸には、白亜紀に海底で堆積した地層が顔を出している。これが、国指定天然記念物「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」。

白亜紀というと恐竜が生きていた古い地層を地表で確認できる関東唯一の場所。





屏風ケ浦(旭市、銚子市)

・場所
銚子市名洗町

・アクセス
銚子電鉄「銚子駅」から銚子電鉄「外川駅」下車、徒歩30分 約4キロメートル

JR「銚子駅」5番バスのりば 千葉交通バス名洗・千葉科学大学線 「千葉科学大学マリーナ前」バス停下車、徒歩3分

・特長や見どころ
銚子市名洗町からお隣、旭市の刑部岬まで約10キロメートルにわたり40メートル~50メートルの断崖が続きます。
地面が切り取られたかのような切り立った断崖が続くさまは、英仏海峡のドーバーの「白い壁」にも匹敵するといわれ、「東洋のドーバー」とも呼ばれています。
実は、映画やテレビドラマ、CMなど、さまざまなメディアにもたびたび登場しています。
2016年3月には、国の名勝と天然記念物に指定されました。

上総丘陵の砂岩泥岩互層(いすみ市)

・場所
いすみ市文化とスポーツの森内

・アクセス
いすみ鉄道国吉駅から徒歩25分
※駐車場有

・特長や見どころ
砂岩泥岩互層は深い海の土石流による堆積物が特長。
約100万年前に「海底土石流でつくられた地層」が見どころ



鋸山の「房州石」(富津市)

・場所
富津市鋸山

・アクセス
JR浜金谷駅からロープウェイ
※駐車場有

・特長や見どころ
江戸時代末から昭和時代にかけて大規模に切り出されていた石材で、
切り出し跡がはっきりと確認できることが特長。

勝浦鵜原の黒滝不整合(勝浦市)

・場所
勝浦市吉尾

・アクセス
JR鵜原駅から徒歩20分
※駐車場有

・特長や見どころ
周辺の海食崖には広く地層が露出し、見所が多い。

鴨川松島(鴨川市)

・場所
鴨川市貝渚

・アクセス
JR太海駅から徒歩20分
※駐車場有

・特長や見どころ
千葉では珍しい火成岩が産出する嶺岡山系の地質構造

保田層群のカオス層(鴨川市)

・場所
鴨川市江見

・アクセス
JR江見駅から徒歩20分
※駐車場有

・特長や見どころ
日本でも最も新しい新第三紀のプレート付加体(プレートの沈み込みによって海溝付近で作られた地層)からなる地層が特長。

地層がずたずたに分断され、混沌とした様子を確認できるのが見所。



沼サンゴ層(館山市)

・場所
館山市沼

・アクセス
JR館山駅から館山航空隊行きバス「西の浜海岸通」下車、徒歩15分

※駐車場有

・特長や見どころ
約7000年前の縄文時代の温暖期に堆積した地層で、当時の館山湾内で繁栄したサンゴ礁の化石を多量に含むことが特長。

白浜の海底地すべり堆積層(南房総市)

・場所
南房総市白浜町白浜

・アクセス
車で安房グリーンライン「安房白浜トンネル」北
側出口

※駐車場有

・特長や見どころ
巨大地震による海底地すべりによって破壊された堆積層の全体像が、大規模な露頭で観察できることが最大の見どころ。



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