鬼子母神とは?なぜ名前に鬼がついているのか?その理由とご利益をわかりやすく説明

■鬼子母神とは?正しくは”きしもじん”

東京・雑司が谷の鬼子母神を”きしぼじん”と読む人が多いですが正しくは”きしもじん”といいます。

正式名称は、威光山法明寺の鬼子母神堂。

★江戸三大鬼子母神

雑司が谷の鬼子母神と台東区入谷の<真源寺(入谷鬼子母神)>と千葉県市川市の<正中山 法華経寺>の3つを江戸三大鬼子母神とよんでいます。

いずれも、”安産・子育て”にご利益があるとされています。


■なぜ鬼子母神なんていう怖そうな名前なのか?

そもそも神社仏閣にとって、いうまでもなく鬼は邪悪な存在。

節分時分には、”鬼は外”というくらい忌み嫌うのになぜ神の名前に鬼がついているのかと疑問に思われる方もいらっしゃるようです。

★もともとは残虐な女性神

鬼子母神は、もともとはインドの神話における残虐な女性神。

どう残虐かというと自分の子供を養うため、他の人の子供を盗んで
食料にしたほど。

そのため、周囲の人から酷く恐れられたと伝えられています。

だから、鬼子母神という怖そうな名前になったのです。

■鬼子母神が一転、安産・子育ての神になった背景とご利益

鬼子母神の非道な行為に困った人々がお釈迦様になんとかしてくださいと懇願しました。
そこで、お釈迦様は、鬼子母神の末子を隠したのです。

鬼子母神は、嘆き悲しんだところ、お釈迦様から”子供を亡くした親の悲しみがわかったか”と戒めました。

このことをきっかけに改心して、釈迦に帰依。

その後、安産・子育ての神になったとされています。

だから、鬼子母神という怖い名前の神様なのに”安産・子育て”にご利益があるとされているのです。


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