第34期竜王戦7番勝負での藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖)開幕から4連勝で豊島将之竜王から奪取、史上初の「10代4冠」となりました。
そこで、今回は藤井4冠の2021年の年収・賞金についてわかりやすく説明します。
2021年の将棋タイトル戦で藤井4冠は、2020年に奪取した王位と棋聖については、防衛。
新たに叡王と竜王を獲得しました。
藤井4冠の2021年収の大部分を占めるタイトルの賞金額は以下の通りです。
藤井4冠が2021年に保持するタイトルの賞金額
竜王戦
・タイトル 賞金額 4,400万円
※竜王戦は、各クラスの予選を兼ねたランキング戦の優勝者を含む上位者による挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた2棋士の間で挑戦者決定3番勝負を行い
その勝者が挑戦者になるという仕組みです。
藤井4冠は、挑戦者決定トーナメントと挑戦者決定3番勝負で以下の対局料を得ています。
・挑戦者決定トーナメント 対局料 104万+167万=271万
・挑戦者決定3番勝負 対局料 460万
さらに藤井4冠は、予選に相当する2組ランキング戦で優勝していますので、
優勝賞金として以下の賞金を得ています。
・2組ランキング戦優勝賞金=366万円
以上から竜王戦だけで
4,400万+271万+460万+366万=5,497万の賞金と対局料を獲得しています。
王位戦
・タイトル 賞金額 1250万円
叡王戦
・タイトル 賞金額 1000万円
棋聖戦
・タイトル 賞金額 1000万円
上記を合計すると
A:藤井4冠のタイトル戦獲得賞金額=5,497万+1250万+1000万+1000万=8,747万
また、藤井4冠はタイトル戦以外にトーナメント戦でも優勝し賞金を得ています。
藤井4冠が2021年に優勝したトーナメント戦の賞金額
・朝日杯将棋オープン戦:750万円
・将棋日本シリーズ(JT杯):150万円
※将棋日本シリーズは準優勝
上記を合計すると
B:藤井4冠のトーナメント戦獲得賞金額=750万+150万=900万
藤井4冠は、名人戦の予選を兼ねた順位戦は最上位のA級に次ぐ、B1
クラスに在籍。1年間に13局指します。
名人戦B1級順位戦対局料
※B1級順位戦の対局料は、50万と推定されています。
ですので、13局対局しますので
C:藤井4冠の順位戦対局料=50万×13=650万
CM収入
藤井4冠は、2021年に不二家とサントリーにCM出演しました。
藤井4冠は知名度抜群ではあるもののCM出演料は、トップスターが3000万~5000万
とされていますので、それよりは少ない1500万前後ではないかと推定されます。
従ってこの2社のCM収入は、1社1500万として約3000万前後ではないかと思われます。
D:藤井4冠のCM収入=3000万
藤井4冠の2021年収は、上記のA,B,C,Dを合計することで算出できます。
藤井4冠の2021年収は1億越え確定
A:藤井4冠のタイトル戦獲得賞金額=8,747万
B:藤井4冠のトーナメント戦獲得賞金額=900万
C:藤井4冠の順位戦対局料=650万
D:藤井4冠のCM収入=3000万
合計1億3297万円
ちなみに、日本将棋連盟公表の藤井聡太 王位・棋聖(当時の)2020年獲得賞金・対局料は、4,554万でしたので
約3倍の年収となることが見込まれます。
将棋界初の1億円棋士は1993年(平5)の羽生善治九段で1億63万円。
史上最高額は、1995年に羽生九段が記録した1億6597万円です。
藤井4冠は10代にして、将棋界史上最高の賞金・対局料を得ることになります。
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