2003年創業のテスラ社ですが、設立当初からEV車両専門メーカーとして、現在まで至っています。
テスラ社で一番インパクトがあったのが、2008年に販売された テスラロードスターではないでしょうか。
ニューヨークに街並みを、ハリウッドスターのデカプリオさんらが、オープンスタイルのロードスターで乗り付け話題になったことがありました。
セレブ御用達のEVスポーツカーという印象をはっきりと打ち出した感じがあります。
当初のロードスターはロータスに力を借り、ロータスエリーゼのプラットフォームをベースに、ロータス製のパーツも流用していました。
今回テスラ社が発表している新型ロードスターは、テスラ社がすべてを開発しているので、かなりのハイスペックモデルと考えてもいいでしょう。
テスラロードスターのスペックや価格はいったいどういった感じになっているのでしょう。
テスラ 新型ロードスターの価格
テスラジャパンのHPでもすでに予約が開始されていることから、2020年の夏ごろをめどに販売が開始されるのではと、推測されます。
すでにエクステリアデザインもHP上に載せていることから、エクステリアのデザインは決定と考えていいです。
みたら確実に驚くこと間違いないです。
洗練されたフォルムですから、かなり空力とデザインにはテスラ社がどれだけ金をかけたのがわかります。
日本車では、ここまでエクステリアにこだわる傾向が少ないですから、確実にテスラ社の自己満足感を見せつけられているのが感じられますね。
そうなると気になる価格なのですが
ベースモデル:約2270万円(未定)
ファウンダーシリーズ(限定1000台):2840万円(未定)
予約価格
ベースモデル:56万8400円
ファウンダーシリーズ(限定1000台):2840万円
予約金額でベース車両で60万円でファウンダーシリーズは全額支払いで予約金とは・・セレブ様御用達感たっぷりです。
ファウンダーシリーズって何よ?って疑問ですよね?
HPでも限定1000台としか書かれていないため、推測でしかありませんが、ベースのスペックを若干上回る可能性とインテリアの内容が違うことが考えられます。
販売価格だけで約600万円の差があるわけですから、それなりの理由が確実にあるはずです。
テスラ社の方では、内容は随時発表していくとしていますが、販売直前まで極秘になる可能性も考えられますね。
それにしても2000万円オーバーでよく抑えられたな~と感じるのは自分だけでしょうか?
テスラ 新型ロードスターのサイズやスペック
現在のところ、スペックの一部のみが発表されているだけで、後は非公開になっています。
これだけで、60万円の予約金を入れられるのは、お金の使い方に困っている方しか考えられません。
初代ロードスターのサイズは
全長:3946mm
全幅:1851mm
全高:1126.5mm
ホイールベース:2351mm
1回の充電での走行距離:約380km
新型ロードスターのサイズは、発表されていません。
基本スペックも一部を公開しているだけの感じが、非常に秘密感があり、かなり人間の深層心理をくすぐるような、形になっています。
購入できないひがみかもしれませんが、テスラ社側がユーザーの好奇心を煽るような形に見えてしまいます。
新型ロードスターの基本スペック
0-100km/h加速:2.1秒
1/4マイル(約400m)加速:8.8秒
最高速度:400km/h以上
ホイールトルク:10000Nm
航続距離:1000km
駆動方式:ADW
このスペックを見る限り、注目する点としてはEV車両にも関わらず、1回の充電で1000kmを走破できる点です。
東京から大阪間が約600kmですから、福岡の手前までノンストップで行ける計算になります。
ここまでEVの航続距離を長くできるのは、画期的な策が講じられているしか考えられないですね。
テスラ 新型ロードスターがモンスター級の電気自動車といわれる背景
テスラ社の新型ロードスターがモンスター級と呼ばれるのは、航続距離だけではありません。
スペック表の0-100km/h加速の到達時間はわずか2.1秒です。
たった2秒で時速100kmに達するわけですから、かなりの加速力というべきでしょう。
またホイールトルクは10000Nmとなっており、通常カタログに書かれている最大トルクで見ると、1Nm=0.1kgfmですから
テスラ社の新型ロードスターの最大トルクはkgfm換算で1000kgfmという事になります。
この1000kgfmという数字は、ガソリン車では考えられない数字と考えていいです。
トルクが大きいと車を前に押しだす力がつよくなるので、この数値から考えられるのは、アクセルを最大踏み込んだ時に、かなり後方への圧力がドライバーにかかるという事になります。
更に、時速400km/hオーバーですから、レース中のF1でも320km/hくらいですから、確実にそれよりも早く走れるという事です。
これだけのハイスペックですが、街中でこのスペックをどう生かせばいいのか、逆に疑問にも感じますね。
信号待ちで、青に変わった瞬間に、ちょっとアクセルを踏み込んでしまった場合に、前方車両に追突する可能性があります。
前が軽トラで後ろに新型ロードスターたっだ場合は、日本ではありえない話ではないですからね。
他のメーカーの電気自動車との比較
テスラ社の新型ロードスターの現在わかっているスペックと現在販売されている各メーカーのEV車両と比較してみましょう。
ジャガーI-PACE-HSE
航続距離:438km
モータートルク:696Nm
価格:1183万円
日産 リーフe+X
1. 航続距離:570km
2. モータートルク:340Nm
3. 価格:423万円
BMW i3ATELIER
1. 航続距離:360km
2. モータートルク:250Nm
3. 価格:554万円
フォルクスワーゲンe-ゴルフベース
1. 航続距離:301km
2. モータートルク:290Nm
3. 価格:544万円
ポルシェ タイカンターボ
1. 航続距離:未公表
2. モータートルク:850Nm
3. 価格:1800万円
三菱自動車 i-MiEV X
1. 航続距離:164km
2. モータートルク:160Nm
3. 価格:300万円
テスラ社以外で発売されている・発売されていたEV車両です。
このスペックを見る限りでは、モータートルクの値がテスラの新型ロードスターには全く及びもしないことがわかります。
航続距離に関しても、JC08モードですが、日産リーフが570kmですが、1000kmの新型ロードスターには及びもしないです。
価格も一番高いポルシェ タイカンターボ の約1800万円ですが、これでも約400万円ほどテスラの新型ロードスターが高額になっています。
テスラの新型ロードスターの最大トルクには、3モーターが採用しているからでは?と噂になっています。
速度とトルクに関しては、3モーターの影響をかなり受けていることになります。
販売価格が2000万円オーバーな車両だけに、価格だけで見る限りでは、高額車両という事がわかるのではないでしょうか。
まとめ
テスラの新型ロードスターについて紹介してきました。
まだまだ、秘密のベールをかぶっている感が強いテスラの新型ロードスターです。
新型ロードスターのスペック単体で見ても、非常にハイスペックな印象を受けましたが、他社製EV車両との簡単な比較でも、新型ロードスターには到底かなわない結果が見えています。
現在のところテスラの新型ロードスターに対等に渡り合える、EV車両が全くないというのが現状です。
価格が高額なだけに、もう少し価格にチャレンジしてもいいような気がしますね。
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