藤井聡太2冠は、2016年12月24日に四段として、あの”ひふみん”こと加藤一二三九段との対局でプロデビュー。見事、勝利を飾りました。
その後は、ご存知のように29連勝の新記録樹立。
2020年になると、一挙に棋聖と王位の2つのタイトルを獲得と第二次藤井フィーバーとなっています。
プロデビュー以来8割の勝率を誇る、藤井聡太2冠ですがさすがに全勝とはいきません。藤井聡太2冠の強さゆえに”藤井2冠に勝った棋士は誰だろう”という興味を持つ人も少なくないようです。
そこで四段プロデビュー時から最新まで藤井聡太2冠に勝った棋士を年度ごとにまとめてみました。
藤井聡太2冠に勝った棋士一覧(四段プロデビュー時から最新まで)
★2017年
7・2 ● 佐々木勇気五段 【竜王戦決勝トーナメント2回戦】
この負けで連勝記録が29でストップしました。
7・21 ● 三枚堂達也四段 【上州YAMADAチャレンジ杯】
8・4 ● 菅井竜也七段 【王将戦1次予選】
8・24 ● 豊島将之八段 【棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦】
9・2 ● 井出隼平四段 【加古川青流戦】
9・7 ● 佐々木大地四段 【新人王戦準々決勝】
11・23 ● 上村亘四段 【銀河戦Hブロック2回戦】
11・29 ● 大橋貴洸四段 【棋聖戦1次予選】
12・10 ● 稲葉陽八段 【NHK杯トーナメント3回戦】
12・23 ● 深浦康市九段 【叡王戦本戦トーナメント1回戦】
★2018年
1・6 ● 大橋貴洸四段 【王位戦予選】
3・28 ● 井上慶太九段 【王将戦】
6・29 ● 増田康宏六段 【竜王戦決勝トーナメント2回戦】
7・6 ● 斎藤慎太郎七段 【王座戦】
7・15 ● 今泉健司四段 【NHK杯トーナメント1回戦】
奨励会を年齢制限で退会後、編入試験合格でプロという藤井2冠とは対照的なキャリアの今泉四段の勝利は話題になりました。
9・3 ● 菅井竜也王位 【棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦】
9・14 ● 山崎隆之八段 【王位戦予選】
11・23 ● 斎藤慎太郎王座 【叡王戦本戦トーナメント1回戦】
★2019年
2・5 ● 近藤誠也五段 【順位戦C級1組9回戦】
この負けで、連続昇級を後一歩のところで逃しました。
3・11 ● 久保利明九段 【棋聖戦2次予選6組決勝】
5・28 ● 都成竜馬五段 【棋王戦予選決勝】
6・3 ● 佐々木大地五段 【王座戦挑戦者決定戦トーナメント1回戦】
7・23 ● 豊島将之名人 【竜王戦決勝トーナメント4回戦】
7・23 ● 豊島将之名人 【銀河戦Eブロック11回戦】
8・11 ● 三浦弘行九段 【JTトーナメント日本シリーズ1回戦】
8・22 ● 久保利明九段 【銀河戦決勝トーナメント1回戦】
8・25 ● 久保利明九段 【NHK杯トーナメント2回戦】
8・29 ● 村山慈明七段 【叡王戦七段予選】
10・7 ● 豊島将之名人 【王将戦 挑戦者決定リーグ】
11・19 ● 広瀬章人竜王 【王将戦 挑戦者決定リーグ】
この対局に勝っていればタイトル初挑戦でした。
★2020年
2・11 ● 千田翔太七段 【朝日杯準決勝】
3・9 ● 出口若武四段 【棋王戦予選】
6・10 ● 大橋貴洸六段 【王座戦2次予選決勝】
7・9 ● 渡辺明棋聖 【棋聖戦5番勝負第3局】
7・24 ● 丸山忠久九段 【竜王戦決勝トーナメント3回戦】
9・12 ● 豊島将之 竜王 【将棋日本シリーズ 二回戦】
9・22 ● 羽生善治 九段 【王将戦 挑戦者決定リーグ】
10・05 ● 豊島将之 竜王 【王将戦 挑戦者決定リーグ】
藤井聡太2冠に2勝以上あげた棋士一覧
★5勝
豊島将之 竜王
★3勝
久保利明九段
大橋貴洸六段
★2勝
斎藤慎太郎八段
菅井竜也八段
佐々木大地五段
まとめ
藤井聡太2冠に2勝以上あげた棋士の中で目立つのは豊島将之 竜王の5勝です。
しかも、まだ1度も負けていませんので、藤井聡太キラー、天敵といった存在です。
次に3勝あげている久保利明九段は、元A級でタイトル保持もあるトップ棋士ですので
さすがという感じです。
そこにきて、順位戦では最下位のC2級在籍の大橋貴洸六段の3勝が光ります。
やはりまだ一度も負けていませんので藤井キラーといっても過言ではないでしょう。
過去の一流といわれた棋士には、必ずといって良いくらい同世代のライバルが存在していました。
藤井2冠にも同世代のライバルの登場が待たれるところです。
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