伊藤匠七段と藤井聡太竜王の対戦成績について、アマ三段の強豪？の筆者が分かりやすく説明します。
藤井竜王は2002年7月19日生まれ。伊藤匠七段は同年10月10日生まれと藤井7冠にとって初めて自分と同学年の挑戦者を迎えることになます。
小学生3年時にある小学生将棋大会で2人は準決勝で対戦、伊藤君が勝利、藤井君が大泣きしたというエピソードは将棋愛好家の間では広く知られています。
第36期竜王戦の挑戦者となった伊藤匠七段のプロ入り後は、これまで藤井7冠と2局対局しています。
初対局はテレビ棋戦で早指しで行われているNHK杯将棋トーナメントで2022年9月11日に実現、この対局の解説者の渡辺明名人（当時）は伊藤匠四段（当時）について、「いずれタイトル戦に登場する」と断言していましたが、1年足らずで予言？が的中しました。
渡辺明現九段は、棋士の実力はいつもシビアにみていて、めったに褒めません。
その渡辺九段が激賞することからみても、伊藤匠七段の能力の高さが窺えます。
2局目は、2022年11月29日第48期棋王戦敗者復活戦 1回戦で実現、いずれも藤井7冠が勝利しています。
対局内容は、藤井7冠が勝利したものの、トップ棋士とされるA級在籍棋士の棋力と遜色ないと思えるような伊藤匠七段の潜在力を見せつけられたような印象でした。
これが1年前ですので、その後の伊藤匠七段の実力の向上、竜王戦の挑戦者決定トーナメントでA級棋士の広瀬八段、稲葉八段、永瀬王座を次々と倒した実績から考えると、藤井7冠にとって、侮れない相手と言えそうです。
藤井聡太7冠対伊藤匠七段の対戦成績（2023年9月時点）
2022年9月11日 第72回NHK杯戦 本戦 2回戦
○藤井聡太（後手番） 伊藤匠（先手番）●
2022年11月29日 第48期棋王戦 敗者復活戦 1回戦
○藤井聡太（先手番） 伊藤匠（後手番）● 第48期棋王戦 敗者復活戦 1回戦
2023年10月6日
藤井聡太
第36期竜王戦7番勝負日程
2023年10月6日
第36期竜王戦 タイトル戦 第1局
2023年10月17日
第36期竜王戦 タイトル戦 第2局
2023年10月25日
第36期竜王戦 タイトル戦 第3局
2023年11月10日
第36期竜王戦 タイトル戦 第4局
2023年11月27日
第36期竜王戦 タイトル戦 第5局
2023年12月6日
第36期竜王戦 タイトル戦 第6局
2023年12月13日
第36期竜王戦 タイトル戦 第7局
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