薪割り・手斧を使って初心者でも楽しめるキャンプのコツを身長150センチの女性が紹介

薪割りに関する情報

 学生時代から、趣味で雪中キャンプ(夜には焚火をしながら温まり、お気に入りの本とコニャックを手に夜空を眺めることがお決まりでした)を楽しみながら、秘湯巡りを趣味とする私ですが、今回は薪割り・手斧を使って初心者でも楽しめるキャンプのコツを紹介します。



初心者でも簡単な薪の調達方法

簡単な方法から、マニアックな方法までお伝えします。

コスパ最強の調達方法〈知り合いから庭木等を譲ってもらう〉

 知り合いの方に、「キャンプ等で使うので、薪木を探しています。

もし、庭木等いらなくなったものがあればいただけませんか?」と相談しておくと、意外なほど情報が集まります。

また、いただくことができるケースが多いです。

ただし、いただいた木を保管(薪木の大きさにした状態で、最低でも3か月は乾かしたいため)できる場所を必要とします。

・無難な調達方法〈ホームセンター、ネットで薪木を買う〉

 一箱(20㎏)3,000円程度で購入できます。

一箱でキャンプ1回分(5~6時間程度)です。
木の種類も様々あり、シラカバ(火付きがよい)、ナラ(火持ちが良い)などこだわるととても面白いです。

〈薪木販売を行う専門の業者で買う〉

 北海道では、自宅の暖をとる手段として薪ストーブを使っておられる方も多数おり、薪木販売を行う専門の業者があります。

農業用鉄コンテナ(通称、玉ねぎコンテナ サイズ: 1,700×1,100×1,410㎜)1個単位で買うのが主流で、木の種類にもよりますが2,500円程度で購入できます(玉木で買うと数千円割安になります)。

・マニアックな調達方法

 企業ででる廃材、擁壁工事等ででる木材、ダムの掃除等ででる流木などを譲ってもらえる場合があります。

各自治体の広報や関連者から情報をたよりに入手します。



初心者でも簡単な手斧の使い方

まず初めに、手斧の主な用途は、①枝を払う、②小枝を切断する、③焚き付けをつくることです。

手斧を使う際①②③のすべての用途でいえることは、手斧の刃が自分にむけられることを防ぐことです。

そして、皮手袋とゴーグルを着用すると安全です。

それでは、それぞれの使用用途について要点をお伝えします。
①枝を払う
 枝の元木を持って、枝の付け根に刃を入れ、枝を払います。

注意点は手前から外に刃を向けることです。小学校の授業でカッターや彫刻刀を使用したときの注意点を思い出しましょう。

②小枝を切断する
玉木などクッションになるもの(しゃがんで作業するため高さもちょうどいいもの)を用意し、その上で適度な長さに枝を切断します。

枝の繊維を断ち切る形となるので、ある程度力が必要です。

注意点は、切り離す方(手で押さえていない方)の枝が折れた反動で飛んでいきます。周りに人がいないか確認し、安全に十分注意しましょう。

③焚き付けをつくる
 焚き付けは木の繊維に沿って割り裂く方法です。

まずは、薪と手斧を一緒に持ち上げ、地面にたたきつけるような形で、繊維に刃先を食い込ませます。

十分に食い込んだら薪を抑えていた手を離して、手斧の食い込んだ薪を一気に地面にたたきつけます。注意点は、手斧の刃先を薪の繊維に十分食い込ませること、抑えの手を切らないよう安全に作業することです。

キャンプに便利なおススメの手斧

手斧を選ぶ際は、重さと柄の長さ(柄長)を重視して選んでいます。

また、購入の際は、実際手にもって体感される(使用時をイメージして振ってみる)ことをお勧めします。

私(女性で身長150㎝)は、重さ1~2㎏、柄長40㎝未満のものが使いやすく感じますが、個人差があります。

また、上記のどの用途で主に使うか、ということも重要です。

※①枝を払う場合、柄長が長めの方が使いやすく、③焚き付けをつくる場合、疲れにくい重さで、柄長は短く、グリップも重視したいです。

ブランド品の手斧は数万円のものも多く、見た目を重視して長く愛用したくなるものを選びます。我が家ではホームセンターで購入したナタを愛用しています。



薪割り・手斧を使ってキャンプを楽しくするコツ

我が家も毎日暖炉で火を見る生活をしていますが、自然な火の揺らぎはきれいで癒されます。

もちろん薪割りや焚き付けづくりは焚火をするための手段なのですが、突き詰めていくととても楽しいです。

薪割り作業は全身を使うので、よい運動になります。

また、薪割りは木の種類によって割れ方が違ったり(例えば、ケヤマハンノキは初心者でも気持ちよく割れます)、焚き付け木は組み方や太さによって火のつき方が変わったりします。

薪割り用斧・手斧は見た目もおしゃれで、持っているだけで楽しくなるアイテムです。

そのほか、斧頭は、ハンマーの代わりにも使用でき、料理(肉を柔らかくするためのハンマー等)やペグ打ちの際代用することもあります。

まとめ

薪はホームセンターやネットで気軽に購入することができます。

また、情報を上手に集めると安く手に入れることが可能です。

手斧は①枝を払う、②小枝を切断する、③焚き付けをつくるなど、焚火をするために便利なアイテムです。デザインや価格もいろいろあり、自分にあったものを楽しく選びましょう。
薪割りは体(運動)も心(火のぬくもり)も温めてくれる楽しい作業です。是非体験してみてください。



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