■teff(テフ)の意味とは?
teff(テフ)とは、アフリカのエチオピアという国の言葉で、本来は”見失う(ほど小さい)”を意味しますが、その意味が転じて世界最小の穀物として注目されているスーパーフードとして世界的に知られるようになってきています。
エチオピアでは、日本でのコメに相当していて、インジェラというクレープ状の料理にして主食として日常的に食べられています。
★インジェラの料理風景
■teff(テフ)の原産地や特長・栄養成分
★原産地
teff(テフ)の原産地は、エチオピアをはじめとしたアフリカが原産地です。
古代エジプトの王の墓からも出土したといわれています。
★特長
teff(テフ)は、イネ科植物で要するに植物学的には米(コメ)の仲間。
粒はけしの実ほどに小さいのが特長。
その大きさは、小さいとされるゴマより更に小さいです。
★栄養成分
ビタミンBや食物繊維が豊富でグルテンフリー。
鉄分はほうれん草の約8倍、カルシウムは牛乳の約2倍と栄養豊富。
さらに人間の身体に不可欠な必須アミノ酸を8種類も含んでいるということでスーパフードといわれています。
このため、近年、オリンピック等の世界的な陸上競技でエチオピアの選手が好成績を収めているのは、テフを用いた料理にあるのではないかという見方さえ出ています。
■teff(テフ)の食べ方の例や味覚について
★teff(テフ)の食べ方の例
日本では、エチオピアのようにクレープ状にして食べるのではなく、以下のような方法で食されています。
・ヨーグルトにかける、ごはんにかける等teff(テフ)をふりかけの様にして食べる
・teff(テフ)をスープに入れる、ゆでてサラダのトッピングにする。
・teff(テフ)を材料にして、フランス料理の「ガレット」として食べる。
等の食べ方があります。
今後、日本での愛用者が増えるにつれ、食べ方にも広がりが出てくるものと思われます。
★teff(テフ)の味覚
キヌアなどの他の穀物と異なり、独自の味や臭いがほとんどしないのが特長です。
■日本での利用動向
アスリートや健康意識の高い人の間で人気になっていますが、まだ一般的な認知度は低いのが現状です。
アスリートが集う食堂では、teff(テフ)を常備するところも出ています。
日本では、ネット通販等で購入可能で販売価格は100グラム約900円。
■海外での利用動向
teff(テフ)は、グルテンフリーで栄養価が高いスーパーフード”として世界的に関心が高まってきています。
特にアメリカやドイツ、スウェーデン等の先進国を中心に消費が広がっています。
海外セレブでは、サッカー選手デビッド・ベッカムの妻ヴィクトリア・ベッカムや女優グウィネス・パルトローが愛用者として名前があがっています。
■teff(テフ)の購入場所・飲食できる店
★購入場所
2016年に東京都 新宿区のTOWA CORPORATION(トワコーポレーション株式会社)がteff(テフ)の販売開始。
※TOWA CORPORATION(トワコーポレーション株式会社)の公式HP
http://www.towacorp.co.jp/teff.html
★飲食できる店
・カフェラウンジケンコウバル・「サルー」(東京都 千代田区 三番町)
http://www.nagumo.biz/salud/
・沖縄料理「わ」(東京 中野区 東中野)
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131901/13013488/
コメント