将棋(女流含む)タイトルホルダー ・NHK杯等トーナメント優勝者一覧(2020年1月更新)

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将棋(女流含む)タイトルホルダー ・NHK杯等トーナメント優勝者一覧(2020年1月現在)と題して、2019年に行われた女流を含めた将棋界のタイトルホルダー やNHK杯等トーナメント優勝者をまとめてみました。

2019年の将棋界は、過去に記憶がないほど、タイトルの移動が多い年でした。
具体的には以下の通りです。



2019年の将棋界のタイトルの動向

・王将戦の動向
1月には王将戦で渡辺明棋王が久保利明王将を七番勝負で4勝0敗で下し王将位を奪取、棋王、棋聖と合わせ3冠となりました。

・名人戦の動向
名人戦では、大器と謳われてきた豊島将之8段が佐藤天彦名人を七番勝負で4勝0敗で下し念願の名人位を奪取しました。

・叡王戦の動向
叡王戦では、永瀬拓矢七段が高見泰地叡王を七番勝負で4勝0敗で下し初タイトルとなる叡王を奪取しました。

・棋聖戦の動向
棋聖戦では、渡辺明棋王・王将が豊島将之棋聖を3勝1敗で下し棋聖を奪取。

・王位戦の動向
王位戦では、46歳というタイトル就任時最高齢の新記録で木村九段が豊島将之王位を下し、念願の初タイトルとなる王位を獲得。

・王座戦の動向
王座戦では、永瀬拓矢叡王が斉藤慎太郎王座を3勝0敗で下し王座を奪取、叡王と合わせ2冠となりました。

・竜王戦の動向
さらに、年末の12月には竜王戦で豊島将之名人が広瀬章人竜王を4勝1敗で下し、名人と合わせ2冠となりました。

将棋界の最高位とされる竜王と名人を同時に獲得したのは、過去谷川九段、羽生九段、森内九段の3人しかいませんので、豊島将之竜王・名人は、名実共に超一流棋士の仲間入りをしたといえます。

注目の藤井聡太七段は、王将戦で挑戦者まであと一歩で惜敗、史上最少年齢でのタイトル戦登場は実現できませんでした。

2019年は逆の言い方をするとタイトル保持者が防衛できなかった年ということも出来ると思います。




上記の結果、2020年1月現在の8大タイトルホルダーは以下の通りです。

2020年1月現在の8大タイトルホルダー一覧(2020年1月現在)

・竜王 豊島将之
※7番勝負の結果
豊島将之名人4-1広瀬章人竜王

・名人 豊島将之
※7番勝負の結果
豊島将之2冠4-0佐藤天彦名人

・叡王 永瀬拓矢
※7番勝負の結果
永瀬拓矢七段4-0高見泰地叡王

・王位 木村一基
※7番勝負の結果
木村一基九段4-3豊島将之王位

・王座 永瀬拓矢
※5番勝負の結果
永瀬拓矢叡王3-0斉藤慎太郎王座

・棋王 渡辺明
※5番勝負の結果
渡辺明棋王3-1広瀬章人竜王

・王将 渡辺明
※7番勝負の結果
渡辺明棋王4-0久保利明王将

・棋聖 渡辺明
※5番勝負の結果
渡辺明二冠3-1豊島将之棋聖

・タイトル戦以外の主なトーナメントの優勝者(2020年1月現在)
NHK杯  優勝者 羽生善治九段

朝日杯将棋オープン戦 優勝者 藤井聡太七段

銀河戦 優勝者 豊島将之名人

新人王戦 優勝者 高野智史四段

加古川青流戦 優勝者 大橋貴洸四段



2019年の女流将棋界のタイトルの動向(2020年1月現在)

2019年の女流将棋界のタイトルの動向では、なんといっても女流将棋の羽生的な存在である里見香奈女流五冠から、奨励会三段でもある西山朋佳女王が、女流王座と女流王将を奪取したことです。

西山朋佳女王は、プロ棋士からも恐れられる攻めの鋭さが特長です。

2020年の女流将棋界は、里見香奈女流名人と西山朋佳女王との対決が注目を集めそうです。
・ヒューリック杯清麗戦
里見香奈女流五冠3-0甲斐智美女流五段

・マイナビ女子オープン
西山朋佳女王3-1里見香奈女流四冠

・リコー杯女流王座戦
西山朋佳女王3-1里見香奈女流王座

・岡田美術館杯女流名人戦
里見香奈女流名人3-1伊藤沙恵女流二段

・女流王位戦
里見香奈女流四冠3-1渡部 愛女流王位

・霧島酒造杯女流王将戦
西山朋佳女王2-1里見香奈女流王将

・大山名人杯倉敷藤花戦
里見香奈倉敷藤花2-0谷口由紀女流二段



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