断捨離のやり方(書類編)書類の保存期間と捨てる・捨てない書類の仕分け方

断捨離に関する情報

書類の断捨離のやり方を分かりやすく説明しています。
書類の保存期間、書類の仕分け方や保管方法について詳しく説明しています。



書類の保存期間についての考え方

重要な書類を捨ててしまったらどうしよう。この書類は置いておくべきなの?捨てていいの?

書類の断捨離はこういった疑問がつきまといます。
特に給与明細や領収書等は捨てにくく、いつまで保管すれば良いのか判断が難しいですよね。

給与明細は、労働基準法における労働者から会社に対する権利(未払賃金や労災、有給休暇などの請求権)があるため、過去のものも保管しておくようにしましょう。

労働基準法における賃金請求権は2年で消滅するとされていましたが、2020年4月に施行される改正民法により、消滅時効の期間(請求できる期間)が3年に延長されることになりました。

改正民法の賃金に関する債権の消滅時効の期間は5年のため、5年後にまでに賃金請求権の消滅時効の期間を5年まで延長するかどうか検討するようです。

給与明細は5年分捨てずに保管しておきましょう。
源泉徴収票は原本でなければ使用できない場合があるので、捨てずに原本を保存するようにしましょう。

医療費の領収書は、医療費控除(年間の医療費が世帯で10万円を超えると医療費控除が受けられる場合がある。)を受ける際に必要となるので保管しておきましょう。

なお、医療費控除を申請する際に領収書の提出はありませんが、申請後5年間保管する必要があります。

医療費控除の申請が完了しても領収書は処分しないでくださいね。

保険関連や賃貸、不動産の契約書などは重要書類です。
絶対に捨ててはいけません。

家具や家電等の保証書類は、有効期限切れのものは不要です。
各書類の記載日や有効期限をしっかりチェックしましょう。




捨てる・捨てない書類の仕分け方

さきほど説明した保管すべき重要な書類は別として、必要か不要か分からない様々な書類があると思います。
この書類の仕分けの選別が難しいと思われがちですが、そんなことはありません。

パンフレットやチラシは、インターネットでも確認できるため直近の買い物で必要なもの以外は不要です。

取扱説明書やクレジットカードの明細書等もインターネットで確認できるため不要です。

商品情報や企業・店舗情報は、ほとんどがインターネットで確認することができます。
その他、子どもの行事のプリントや仕事のシフト表等、内容の古いもの・期間が過ぎている書類は不要です。

いつか作ろうと思っていた料理のレシピ、映画や旅行先のパンフレット等はこの先見返すことはなく、不要なものです。

思い出深いもの、処分することが不安なものはスキャンやスマートフォンのカメラで撮影し、データを保管するようにしましょう。

書類の断捨離の手順

ファイリングされている書類から適当に置かれている書類まで、家中にある書類を1カ所に集めます。

書類の場合はカテゴリー分けなどをせずに、一気に断捨離してしまいます。

そのほうが、要不要の選別も選別後の整頓もスムーズで簡単です。

まずは、集まった書類の中から明らかに不要なもの(新聞、チラシ等)を処分します。

次に、給与明細や領収書・契約書等の重要書類を取り分けます。
その後は、残った書類から要不要を選別していきます。



捨てない書類の保管方法について

書類の保管方法は色々な方法がありますが、細かくファイリングするのはお勧めしません。
断捨離後は、その勢いで細かく綺麗にファイリングできたとしても、それを維持することは簡単なことではありません。

ファイリングするのが面倒くさくて、書類が溜まっていきます。

私のお勧めの保管方法は、書類の大まかなカテゴリーごと(就労関係、契約書類、保証書類、領収書類、等)にクリアファイルを用意し、背見出しにカテゴリーの名前を分かりやすく記入します。

クリアファイルの1ポケットを1ヶ月分や1年分などに区分けして、書類をポケットに保管していくだけです。

ポケットに書類を適当に入れるだけですが、書類が迷子にならずきちんと保管できるのでお勧めです。

書類はきっちり細かく保管しようとすると失敗します。

給与明細等、書類がこれからも増えていくことを考えて、ゆとりある保管方法で整理するべきだと思います。



まとめ

・給与明細は5年分保管しましょう。

・医療費の領収書は保管しましょう。

・契約書は重要書類です。捨ててはいけません。

・有効期限の切れた保証書は不要です。

・インターネットで確認できるものの書類は不要です。

・内容の古いもの、期間の過ぎた書類は不要です。

・思い出深いもの・処分することが不安なものは、スキャンしたり、スマートフォンのカメラで撮影したりして、データを保管するようにしましょう。

・家中にある書類を1カ所に集めて、一気に断捨離をしましょう。

・まずは明らかに不要な書類を処分して、その後に要不要を選別していきます。

・書類は細かく整理しようとせず、先のことも考えてゆとりある保管方法で保管します。
明らかに重要なもの・明らかに不要なものは選別しやすいですが、その中間の書類が沢山あると思います。

実際、この中間書類はほとんどが不要なものばかりです。
書類を断捨離すると、必要な書類だけをスッキリと保管することができますよ。

デジタル社会と言っても、公的な場面ではまだまだ書類の出番は多いです
重要書類はしっかりと保管しておきましょう。



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