世界的な人気スポーツ”ラグビー”が発祥したことでも知られる英国名門ラグビー校の日本校であるRugby School Japanが千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅から、徒歩3分の千葉大学柏の葉キャンパス内の敷地内に2023年9月に開校しました。
誘致・開校の経緯
ラグビー校は、450年以上の歴史をもつ英国の名門校で、Rugby School Japanは、Rugby School International Limited(英国法人)、一般財団法人Rugby School Japan設立準備財団(東京都千代田区、代表理事:フウ フェイフェイ)三井不動産、千葉大学等が協力し、千葉県柏市に誘致したことで、開校が実現しました。
初代校長には、英国ラグビー校本校で14年間の教育指導・学校運営経験をもつトニー・ダービー氏が就任しました。
開設の理由と目的
アジアでは、香港・シンガポール、上海等の大都市が積極的に英国等から名門校の姉妹校誘致活動を進めていますが、東京首都圏は世界最大の都市圏でありながら、ワールドクラスのトップ校と呼べるインターナショナルスクールがありませんでした。
世界から外資系企業や最高峰の研究者を日本に招致するためには、その子女の教育環境の存在が不可欠とされており、Rugby School Japanの開校は、日本が国際的に継続発展していく上で求められるこのようなニーズに応えることを目的としています。
英国ラグビー校本校とは
英国ラグビー校本校は、エリザベス女王1世の時代の1567年に設立されたイングランドで最高峰の私立名門学校の一つ。
「ザ・ナイン」と呼ばれる英国のトップ校 9校の一角を占め、卒業生の九割以上がオックスフォード大学やケンブリッジ大学等ラッセル・グループの大学に進学する最難関進学校として知られています。
世界的な人気スポーツのラグビーの発祥地としても有名です。
同校の生徒がサッカーの試合中、ボールを手に持って走りまわったことがきっかけでラグビーの源流が誕生したとされています。
約200年前の1823年に同校のウィリアム・ウェブ・エリス少年等の生徒らによって、自主的にルールが制定されたことで、現在のラグビーが生まれたとされています。
教育内容
Rugby School Japanは、本校同様の英国発のA-Levelのカリキュラム履修と卒業資格取得を通して、全ての生徒が国内外の大学への進学を目指す国際的な学習環境づくりを提供するとしています。
ロケーション
RSJは、つくばエクスプレスで秋葉原から30分とアクセス良好な柏の葉キャンパス駅徒歩3分の千葉大学柏の葉キャンパス内の敷地内にあります。
千葉大学柏の葉キャンパスは、三井不動産等が進めている柏の葉スマートシティの中核施設で、RSJは、近隣の日本を代表する高等教育機関である千葉大学や東京大学、AIや宇宙工学等各領域の研究者との交流によって、学校の枠組みを超えた高大連携やSTEM教育を視野に入れています。
また、千葉県立柏の葉公園へも徒歩5分圏内であるため、スタジアムや野球場、運動場、テニスコートなどの施設の有効利用と地域コミュニティとの連携が計画されています。
環境・施設
RSJキャンパス内の新築施設は、省エネ設備を整えることでZEB Oriented、ZEH-M Oriented相当の環境基準を備えています。
また千葉大学環境健康フィールド科学センターの既存樹木を約300本残し、緑豊かなガーデンキャンパスを実現しています。
以下のような付随施設が整備・設置されています。
・国際規格のラグビー場
・テニスコート
・芝生広場
・25mx6レーンの屋内温水プール
・ブラックボックスシアター(演劇場)
・ディベート・チェンバー(英国国会の様式)
・地域に開かれたスクールカフェ
・英国伝統のダイニングホール
・イノベーションラボ
・デザイン&テクノロジー教室
・ボーディングハウス
Rugby School Japan 施設概要
所在地
千葉県柏市柏の葉6-2-1
設計・施工
三井住友建設株式会社/三井ホーム株式会社
外装デザイン監修
株式会社APOLLO /アトリエフルタ建築研究所
内装デザイン監修
三井デザインテック株式会社
生徒数
約780名(初年度募集人数は約160名を予定)
学年
Year7~Year13(日本における小学6年生から高校3年生に相当)
アクセス
つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」下車徒歩3分
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