降参と降伏の違い・意味と使い方・降伏に調印が必要な理由

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降参と降伏の基本的な意味と使い方・使い分け

降参と降伏の基本的な意味

降参も降伏も”自分から負けを認める”という意味があります。

ただ、降参と降伏では、どんな時・対象に用いるかで違いがあります。
具体的には以下の通りです。



降参の使い方

降参は、戦争や戦闘に限らず、喧嘩・口論・議論、囲碁や将棋等のゲームのような日常的な会話でも使用されます。
筆者は、囲碁や将棋をしますが、非勢になると”いや参りました”、”降参しました”というような言い方で自分の負けを認めます。

逆に囲碁・将棋その他のゲームで”降伏しました”と言うのは聞いたことがありません。

降伏の使い方

降伏は、主として国やある地域の〇〇方面軍隊のような大規模な部隊全体が軍幹部の判断により、敵に降る場合に用いられます。

似たような言葉として投降がありますが、これは兵士個人や少人数の兵士の集団が敵に降る場合に用いられます。

降伏には調印が必要

日常生活でも用いられる降参と違い、戦争で国が降伏した場合、”降伏しました”というだけでは降伏は成立しません。
実際、日本は第二次世界大戦で敗北・降伏しましたが、以下のように降伏文書に署名することで降伏が正式に確定しました。

降伏の実例

1945(昭和20)年9月2日、東京湾上の米艦ミズーリにおいて、日本側を代表して重光葵外相、梅津美治郎参謀総長、連合国を代表して連合国最高司令官のマッカーサーが「降伏文書」に署名を行い、これによって日本の降伏が確定した。

まとめ

①降参も降伏も”自分から負けを認める”という意味があります。

②降参は、喧嘩・口論・議論から囲碁・将棋のようなゲームでも用いられるのに対し、降伏は基本的に戦争で国や大規模な部隊が敵に降る場合に用いられます。
国が降伏するには、降伏文書に調印しなければ降伏は成立しません。




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