オール・ユー・ニード・イズ・キル(監督 ダグ・ライマン)のあらすじ・感想について

映画の評価・あらすじ・感想
Audience at the cinema wearing protective face masks and sitting on a distance while watching the movie.

原作が日本発のハリウッド映画として話題となっている「オール・ユー・ニード・イズ・キル(監督 ダグ・ライマン)」のあらすじ・感想について紹介します。

作品の属性情報

宇宙からの侵略者が地球の滅亡に追い込む中で、人類の存続をかけて、軍事経験がないにもかかわらず兵士として送り込まれたウィリアム・ケイジが戦い続けます。ケイジは死んでは、また同じ日を繰り返すというループの中でエイリアンと戦い続けます。

オール・ユー・ニード・イズ・キルは、桜坂洋原作の小説に基づいて作られたSF映画として知られてますが、トム・クルーズが主演しているということで日本でも大きな話題となりました。

2014年6月にワーナーブラザーズによって配給された映画です。アメリカでは「Edge of Tomorrow」と邦題とは違うタイトルがつけられてます。




「ボーン・アイデンティティー」シリーズ、「Mr.&Mrs スミス」などの監督を務めたダグ・リーマンが監督を務めております。

視聴動機

「日本原作、トム・クルーズ主演。」という宣伝文句に惹かれてオール・ユー・ニード・イズ・キルを見ました。実は、本作品をテレビで観たのですが、映画館で見たかったと悔やんでます。SF映画としてアクションは迫力があり、トム・クルーズが主演しているいわゆるハリウッド大作アクション映画であったに関わらず、映画館で上映していたことを自分が知らなかったのは驚きでした。

あらすじ

ギタイと呼ばれるエイリアンが地球を侵略し、ヨーロッパを壊滅させたとき、ロンドンが最後の抵抗勢力の拠点となります。ブリガム将軍は、ギタイを倒すためにフランスへの攻撃を計画し、アメリカの広報官であるウィリアム・ケイジ少佐にその取材を命じます。しかし、ケイジはこの任務を受け入れず、ブリガム将軍をこの戦いによる犠牲者数を暴くと脅します。将軍の怒りを買ったケイジは脱走の罪で逮捕され、二等兵に降格された彼は、ヒースロー基地でフェル軍曹の指揮の下、侵攻作戦に参加することになってしまいます。

戦いの最前線に送り込まれたケイジは殺したギタイの血しぶきを浴びながら、戦闘で命を落とします。死んだはずのケイジは戦いに送り込まれる前のヒースロー基地で目を覚まし、死ぬと、同じ日を何度も繰り返すというループに入ります。

ケイジは目覚めるたびに自分の部隊の死を解決しようとしますが、彼はリタ・ブラタスキー軍曹と戦場で出会い、基地で目覚めたときに彼女を見つけるように頼まれます。リタはケイジをカーター博士に引き合わせ、彼がアルファと呼ばれるギタイを殺し、その血液が時間をリセットする能力を与えたと説明します。人類存続の希望は、地球のどこかに潜んでいるオメガと呼ばれるギタイのリーダーを破壊することであり、ケイジとリタはオメガ撃退に向けて戦います。



注目出演者

ウィリアム・ケイジ役のトム・クルーズは、兵士役としてアクションを存分に発揮します。トム・クルーズが演じる役柄は、強い精神力を持つキャラクターであることが多く、シリアスな役の作品に出演することが多いトム・クルーズですが、ケイジは自らの立場だけを考える弱々しい面を見せるところから始まります。そのため、ストーリーの中で観られるコミカルな部分がありますが、トム・クルーズはそういったキャラクターを上手に演じております。

リタ・ブラタスキー役のエミリー・ブラントは、イギリスで2003年に「ウォリアークイーン」で映画デビューを果たし、2004年に「マイ・サマー・オブ・ラブ」でイギリスでの映画賞新人賞を受賞しました。「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープのアシスタント役を演じ、ゴールデングローブ賞助演女優賞などにノミネートされ、注目を集めます。演技力に定評があり、オール・ユー・ニード・イズ・キルに出演した後は、「イントゥ・ザ・ウッズ」や「メリー・ポピンズ リターンズ」などで主演を務め、数々の主演女優賞ノミネートを獲得しております。アクション映画である本作では随所で演技力が発揮されてますが、この映画のために体を鍛えぬいて挑んでいるあたり、女優として注目に値します。

感想

タイムループを題材にした映画は、観客にストーリーの状況を理解してもらいながらストーリーを展開しなければなりませんが、オール・ユー・ニード・イズ・キルは、その点、上手に展開しており、中だるみや意味不明な展開がありません。SFアクション映画としてアクションも迫力があり、わかりやすいストーリー展開で、何も考えずに没頭できる良い映画です。逆に良い映画であるにも関わらず、その良さがあまり知られていないと感じる映画です。

総合点
95点



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