ペリカン白書(監督 アラン・J・パクラ)のあらすじ・感想について

映画の評価・あらすじ・感想
Audience at the cinema wearing protective face masks and sitting on a distance while watching the movie.

法廷ものの巨匠ジョン・グリシャム原作の「ペリカン白書(監督 アラン・J・パクラ)」のあらすじ・感想について紹介します。

作品の属性情報

ペリカン白書は、リーガル・サスペンスで二人の最高裁判事が暗殺事件について、一人の法学生が真相を突き止めてしまいます。その真相を中心に次々と陰謀が起きるスリリングなストーリーです。

ペリカン白書は、法廷もの小説家の巨匠ジョン・グリシャムの原作で、ワーナーブラザーズ1993年12月に公開した映画です。

主演のダービー・ショウ役を務めるジュリア・ロバーツと、グレイ・グランサム役のデンゼル・ワシントンの共演が注目された作品です。




監督は、サスペンス映画で有名なアラン・J・パクラが務めました。

パクラは、アカデミー賞で作品賞をノミネートされた「アラバマ物語」では製作指揮を執り、「大統領の陰謀」ではアカデミー監督賞にノミネートされました。

1969年に監督デビューを果たしており、最後に監督を務めた作品は、ハリソン・フォードとブラッド・ピットが共演した「デビル」です。

視聴動機

ジョン・グリシャムの小説を読み始めている頃に、「ザ・ファーム 法律事務所」が映画化され、続いてペリカン文書も映画化され、観ました。

ジョン・グリシャムが元弁護士であるということもあり、小説はとても面白いので、映画化された作品が気になって観ました。

あらすじ

最高裁判事が2人殺されるところからストーリーは始まります。

殺された判事の事務官を務めたことのある大学教授が不倫関係にある法学生ダービー・ショウから、この二人の死を望んでいたであろう人物を記した白書を受け取ります。

そして、それをFBIに勤める友人の一人に渡します。

それを読んだFBI長官は、その内容に関心を持つが、それを読んだ大統領の部下の一人がこの内容が外部に漏れたら、大統領が中傷されることを恐れ、大統領に長官に取り下げるようにと進言します。

後日、大学教授とショウが外出した際、教授が乗っていた車がショウの目の前で爆発します。

さらに、彼女は自分の家が空き巣に入られ、パソコンとディスクが盗まれたことから、明らかに、彼女の白書が関係していることを悟ります。

そこでショウは報道記者のグレイ・グランサムに事実を伝え、助けを求めます。

グランサムは、白書の内容は大統領が最高裁判所で行われている裁判の結果を操作しようとしていることという内容であることから、記者としてこれを報道するためにショウと協力し、政府の強力な陰謀に立ち向かっていきます。



注目出演者

ショウ役のジュリア・ロバーツは、大ヒット映画「プリティ・ウーマン」でアカデミー賞にノミネートされ、主演女優としてのポジションを確立させますが、「愛の選択」や「愛がこわれるとき」などサスペンス映画で主演女優を務めます。

グランサム役のデンゼル・ワシントンは、「マルコムX」で大きくキャリアを飛躍させ、その後「フィラデルフィア」など、社会テーマを扱った作品に次々と出演していきます。

このペリカン文書でもシリアスなテーマで報道記者という面白い役どころがぴったりです。

感想

サスペンス・スリラーとして陰謀、欺瞞、殺人が無数に絡み合う筋書きがすぐに展開されていきます。

絶え間ない政府による監視と追跡、そして殺人は、映画の展開に緊張感を与え、スリラーとして楽しめます。ジュリア・ロバーツの演技によって、彼女の恐怖と絶望を間近に感じることができ、観る者をドキッとさせます。

ストーリーはジョン・グリシャムの小説が原作となっているだけに、非常に面白い内容となっております。

ペリカン文書以外にもトム・クルーズ主演の「ザ・ファーム 法律事務所」、サンドラ・ブロック主演の「評決のとき」など他にも実力派俳優が出演し、ジョン・グリシャムの作品は映画として大ヒットを収めておりますので、オススメです。

総合点
83点



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