レオン(監督 リュック・ベッソン)のあらすじ・感想・魅力について

映画の評価・あらすじ・感想
Audience at the cinema wearing protective face masks and sitting on a distance while watching the movie.

「レオン(監督 リュック・ベッソン)」のあらすじ・感想・魅力について紹介します。

作品の属性情報

レオンは、フランス・アメリカのアクション・スリラー映画です。

プロフェッショナルな殺し屋である主人公のレオンは、麻薬取締局の悪徳捜査官ノーマン・スタンスフィールドに家族を殺された12歳のマチルダを不本意ながら引き取ることになる、というストーリーです。

レオンとマチルダは奇妙な関係を築き、彼女はレオンの弟子となって殺し屋の仕事を学んでいきます。

1994年9月にフランスでゴーモンにより公開され、同年11月にアメリカでコロンビア・ピクチャーズによって公開されました。

リュック・ベッソンが脚本・監督を務め、ハリウッドデビュー作品となっております。

「グラン・ブルー」「ニキータ」など主演のジャン・レノとタッグを組んでいる作品が多数あり、日本では高い人気を誇っています。また製作では「TAXi」シリーズ、ジェイソン・ステイタムが主演を務める「トランスポーター」シリーズなどハードボイルドアクションに定評があります。



視聴動機

レオンは、ジャン・レノが主演するということが観るきっかけとなりました。

「グラン・ブルー」とフランス版「ニキータ」で出演しており、演技派の俳優ということで魅力を感じました。

あらすじ

ニューヨークの12歳の少女マチルダは、継母と異母姉と一緒の家族の元で好ましくない生活を送っています。

父親は二枚舌の麻薬取締局の悪徳捜査官スタンスフィールドのためにドラッグを売っています。マチルダが心を許せるのは、弟の存在だけです。

ある日、スタンスフィールドたちは、麻薬を少し伸ばした父親に残酷な復讐をし、家族全員を殺してしまいます。

買い物に出ていたマチルダは、帰宅後、その大虐殺を発見した彼女は、廊下の端にあるレオンのアパートまで歩いて行き、彼の家だけでなく彼の人生にも踏み入れます。

やがて彼女は、見知らぬ隣人の変わった職業が暗殺者であることを知り、弟の復讐のために必死に彼の力を借りようとします。

やがてレオンは、少女マチルダにプロの殺し屋になる方法を教え、彼女の家族を殺した悪徳警官に復讐するために十分な知識を身につけさせようとします。



注目出演者

レオン役のジャン・レノは、アンダルシア系スペイン人出身のフランスの俳優です。

アメリカ、フランス、イギリス、日本、スペイン、イタリアと世界を跨いで、様々な国の映画出演と製作に携わっております。

「ゴジラ」「ダ・ヴィンチ・コード」「ミッション:インポッシブル」「ワサビ」「グラン・ブルー」などの作品に出演しております。日本での人気は高く、トヨタのCMでドラえもん役として登場しています。

マチルダ役のナタリー・ポートマンにとって、「レオン」は12歳での映画デビュー作品です。

1999年に公開された「スター・ウォーズ:エピソード1」で一気にハリウッドで大物女優としての仲間入りを果たし、「ブラック・スワン」ではアカデミー主演女優賞を受賞しました。

悪徳捜査官スタンスフィールド役のゲイリー・オールドマンがこの映画の成功の鍵を握っており、おそらく、他の俳優ではこの映画の雰囲気を作り出せなかったと思われます。

映画評論家の間では、オールドマンが演じたスタンスフィールドが映画至上最も記憶に残る悪役として評価されております。

他の出演作「トゥルー・ロマンス」「フィフス・エレメント」「エアフォース・ワン」などでも悪役として高い評価を得ています。
「バットマン ビギンズ」では、ジェームス・ゴードン役を演じ、悪役から脱却し、「裏切りのサーカス」ではアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、「ウィストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー主演男優賞を受賞しました。

エクセントリックな演技が多かったが、ウィンストン・チャーチル役のように徹底した役作りをすることで有名です。

感想

視覚的にも非常にスタイリッシュで、印象的なロケーションワーク、雰囲気のある照明、実に本格的で大胆な撮影が施されています。
サウンドトラックも各シーンのムードを盛り上げるのに効果的で、ベッソンの演出も素晴らしいです。

特にマチルダとジャン・レノが演じるレオンのキャラクターがよく練られており、脚本とテンポが良く、特にスタンスフィールドや冒頭のマチルダとレオンの化学反応が広がる場面では、大げさで激しい場面もあるが、痛快な場面もあります。

ジャン・レノはタイトルロールでカリスマ的な威厳を示し、ゲイリー・オールドマンはスタンスフィールド役でワイルドに大げさな演技を披露しています。

総合点
93点



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