「幸せのレシピ(監督 スコット・ヒックス)」のあらすじ・感想・魅力について紹介します。
作品の属性情報
幸せのレシピはロマンティック・コメディ・ドラマ映画です。2001年のドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のリメイク作品です。姉を亡くした悲惨な事故の後、幼い姪を引き取ることになったことで人生が一転する堅物のシェフを中心に展開します。
当作品は、ワーナー・ブラザーズによって2007年3月に配給されたアメリカ映画です。
監督は、スコット・ヒックスが務めており、ドキュメンタリー映画を中心に監督を務めております。
1995年にデヴィッド・ヘルフゴットというピアニストの伝記映画「シャイン」でアカデミー賞にノミネートされ、世界的に知名度を上げます。
アンソニー・ホプキンズ主演の「アトランティスのこころ」や「ヒマラヤ杉に降る雪」など高評価を得ており、今では商業的な映画よりもドキュメンタリー映画の監督を務めております。
視聴動機
グルメ映画作品が注目を浴び始め、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが主演しているということが見るきっかけとなりました。
あらすじ
マンハッタンにあるレストランの凄腕シェフ、ケイトは、冷たくて頑固で、規則に縛られ、面倒くさがりのため、レストランのオーナーからセラピーを受けるように言われます。
そんなケイトのもとに、たった一人の妹が亡くなり、10歳の姪ゾーイがやってきたことから、ケイトの世界は一変します。ケイトが悲しみに暮れる子供の親として奮闘している間、彼女が支配していた唯一の世界であるレストランのキッチンは、2番目のシェフとして、イタリアでオペラを学んだゆるいニックを雇ったことで全く変わってしまいます。
ケイトとニックの関係が見どころのストーリーとなっています。
注目出演者
主人公のケイト・アームストロング役のキャサリン・ゼタ・ジョーンズは、1990年に映画デビューを果たし、スティーブン・スピルバーグに抜擢され、1992年公開の「マスク・オブ・ゾロ」でアントニオ・バンデラスの相手役を演じ、一躍有名になります。
2002年には「シカゴ」でアカデミー助演女優賞を受賞します。
「オーシャンズ12」や「ターミナル」などヒット作に出演を果たし、当作品では存在感を発揮した役柄を演じております。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズはこの役の役作りのためにニューヨークのレストランで一晩ウェイトレスを経験します。
イギリス育ちの彼女は、イギリス英語のアクセントを隠して、「よく、そう言われるわ」と隠し通したそうです。
ニック役のアーロン・エッカートも映画ジャンルを超えて様々な役をこなす名優です。
アーロン・エッカートも1997年に映画デビューを果たしておりますが、2000年に公開されたジュリア・ロバーツ主演の「エリン・ブロコビッチ」で世界的に知られるようになります。
また2008年公開の「ダークナイト」のハービー・デント役でさらに知名度を上げました。
感想
キャサリン・ゼタ・ジョーンズが、自分のやり方で物事を進めることに慣れたシェフを演じ、彼女の母親が亡くなった後、姪のアビゲイル・ブレスリンの対応に迫られます。
ブレスリンは素晴らしい子役です。
アビゲイル・ブレスリンとキャサリン・ゼタ・ジョーンズの演技には説得力があり、ストーリーとして楽しめることができました。
また、アーロン・エックハートとのロマンスは、もどかしさがあり、ストーリー展開の中で楽しむことができました。
料理映画としてもおいしそうな料理のシーンが多数あり、またサウンドトラックも素晴らしいと思いました。
この映画は、感動的でありながら明るい映画で、楽しめるシーンがたくさんありました。
総合点
80点
コメント